
どんなに働きたくても採用されない…

自分の『強み』を反映した志望動機を作成しましょう。
「働きたい」という思いを必死に伝えているのに採用されない…という方もいるでしょう。私も経験があるため、よく分かります。
しかし、働きたいという意欲が強いほど「企業で長く働く定着性」という視点が抜け落ちてしまうことが多いです。
私は自分の『強み』を発揮し、どれほど長く働けるかを志望動機で示したことで、複数企業の内定に結びつけることができました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2,024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の実体験を交えて「働きたくても採用されない」ときの対処法を解説し、『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。
「働きたくても採用されない」とは?落ち込んでしまう理由

「働きたくても採用されない」ときに、落ち込んでしまう理由について考えてみましょう。
① 働きたい思いを「否定された」と感じるから。
② なぜ「採用されないのか」が分からないから。
③ 「意欲があれば採用される」と思い込むから。
① 働きたい思いを「否定された」と感じるから
「働きたくても採用されない」ことがあると、多くの人は無意識のうちに、気持ちごと否定されたと感じてしまうものです。
実際、転職活動の応募書類や面接では、自分の経験やスキルだけでなく、考え方や価値観、人柄まで言葉にして伝えます。
にもかかわらず不採用になってしまうと、存在価値まで否定されているような感覚に陥り、落ち込んでしまうわけです。

私も転職活動を始めた当初、不採用になるたびに「自分は必要とされていない」と感じていました。
② なぜ「採用されないのか」が分からないから
「働きたくても採用されない」ときに落ち込んでしまう最大の理由は、不採用の理由が分からないことです。
転職活動では、不採用の通知が届いても、その理由まで具体的に説明されることはほとんどありません。
このため、何が悪かったのか分からなくなり、「自分は何をやってもダメだ」という思考に陥ってしまうのです。

私も不採用だった企業に問い合わせたことがありますが、当然教えてもらえず、悶々としたことを覚えています。
③ 「意欲があれば採用される」と思い込むから
「働きたくても採用されない」とき、多くの人はこれまでの経験から、意欲があれば採用されると思い込みがちです。
努力している人ほど認められる環境で過ごしてきたからこそ、転職でも意欲さえ伝えれば評価されると考えます。
しかし、実際にそれが伝わらなかったと感じたとき、認識のズレによって大きなショックを受けるわけです。

私も本当に入りたい企業で不採用だったときほど、「意欲が足りなかったからだ」と感じていましたね。
・「働きたくても採用されない」と落ち込む理由: 働きたい思いの否定を感じる、不採用の理由が分からない、意欲で採用されると思い込むから。
「働きたくても採用されない」ときは企業側の視点で考える

なぜ「働きたいのに採用されない」のかと感じているとき、多くの人は自分の気持ちばかりを中心に考えてしまいます。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてほしいのが、自社の組織や事業を前に進めるために採用を行っている企業側の視点です。

転職活動は自分の生活や将来がかかっていますが、同時に企業にとっても、自社の存続をかけて行っているからです。
「働きたくても採用されない」ときに意識するべき定着性

実は、厚生労働省の調査でも、企業は「入職後、定着してくれる人を紹介してほしい」と考えていることが示されています。
採用した人材が短期間で辞めてしまうと、採用や教育にかけたコストが無駄になってしまい負担が大きいからです。
そのため企業は、単に働きたい意欲がある人材よりも、長く働くイメージが持てる人を積極的に採用するのです。

こうした定着性を意識するほうが、むしろ採用につながりやすくなります。
・「働きたくても採用されない」のは企業側が定着性を重視して採用しているから。
「働きたくても採用されない」ときの対処法!強みを示そう

「働きたくても採用されない」ときは、自分の『強み』を反映した志望動機で、定着性を示すことが対処法です。
自分の『強み』を通して働きたいという意欲を伝えつつ、定着性のある人材であることを企業側に印象づけられるからです。
また、志望動機をしっかりと作り込んでおけば、「働きたい気持ち」を企業が納得できる形で言語化できます。

私も自分の『強み』を発揮して長く働けることを示し、複数の企業から内定をいただくことができました。
・「働きたくても採用されない」ときの対処法⇒自分の『強み』を反映した志望動機で定着性を示す。
「働きたくても採用されない」という人の志望動機の作成法(※重要)

「働きたくても採用されない」という人に向けて、定着性を示す自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の企業採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで回答しました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者が「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「働きたくても採用されない」ときの志望動機の面接例文2選

志望動機をつくる2つの方法で書いた、定着性を示す志望動機の面接例文2選を解説します。

「働きたくても採用されない」という方こそ、まずは『強み』を反映した志望動機を作成してみてください。
【1】前職で「強み」を活かした経験を転職理由で述べる。
【2】「強み」が活かせるような応募企業の特徴を挙げる。
【3】転職理由と企業の特徴の内容をマッチングして示す。
志望動機の面接例文①(~働きたくても採用されない~)

自己分析で分かった強み:状況適応力
私は〇〇不動産会社にて賃貸営業を担当しておりました。単身者からご家族まで、お客様の状況やニーズに合わせた物件提案に努め、成約につなげてまいりました。しかし、賃貸営業では短期的な契約が前提となるため、より長くお客様の生活に寄り添う商品を扱う営業力を身に付けたいと考えるようになり、転職を決意しました。
貴社は、車両提案からアフターサービスまで一貫して一人の営業担当が引き受ける体制を整えており、顧客と長期的な関係を築ける点に魅力を感じています。
私は、お客様の検討段階に合わせた車両説明と提案を行うことで、貴社の信頼獲得と安定した販売実績に貢献したいと考え、志望いたしました。
※不動産会社賃貸営業職から自動車ディーラー営業職への転職
志望動機の面接例文①(~働きたくても採用されない~)

自己分析で分かった強み:協調性(チームワーク)
私は〇〇ホームセンターで販売員を務めておりました。繁忙期にはバックヤード業務から接客、レジ応援まで、スタッフ同士で協力しながら業務を分担し、店舗運営を行ってまいりました。今後は、こうしたチームワークを大切にする環境で、より人の生活や健康を直接支える仕事に携わりたいと考え、転職を決意しました。
貴院は、医療スタッフと事務職員が情報を共有しながら診療を進めるチーム医療を重視されており、患者様を支える体制が整っている点に強く惹かれています。
私は、受付や会計といった事務処理を迅速かつ丁寧に行うことで診療現場の負担軽減に貢献し、貴院の患者様満足度の向上を支えていきたいと考え、志望いたしました。
※ホームセンター販売員からクリニック医療事務職への転職
「働きたくても採用されない」と悩んだ私の転職活動体験談

私も転職活動を始めた頃は、前職を辞めて早く新しい企業に転職したいのに、「働きたくても採用されない」と悩んだ経験があります。
特に、どうしても入社したいと思う企業を受けたにもかかわらず不採用になったときは、自分を否定されたように感じ、落ち込んでいました。
また、どんなに入社意欲を前面に打ち出しても採用されなかったとき、その理由が分からないことに歯がゆい気持ちを抱いていたのも事実です。
しかし、当時を振り返ってみると、自分の「やりたい」という気持ちを追求し過ぎており、企業の立場に立てていなかったと感じます。
企業側の立場に立てば、自社に入りたいという熱意を見極めるよりも、長く働ける適性があるかどうかを判断するほうが、現実的だと言えます。
このため、採用試験では意欲そのものよりも、それに裏打ちされた説得力のある志望動機や面接対応こそが、採用基準になるのです。
私は、自分にしかない『強み』を見出し、それを長く働ける根拠として示すことで、採用担当者の信頼を得ることができました。

ぜひ、みなさんも本記事に倣って志望動機を作成し、企業に必要な人材だという印象を与えることから始めてみてください。
まとめ

以上、私の実体験を交えつつ「働きたくても採用されない」ときの対処法と『強み』を反映した志望動機の作成法について解説しました。
・「働きたくても採用されない」ときに落ち込む理由は、働きたい思いの否定を感じる、不採用の理由が分からない、意欲で採用されると思い込むため。
・「働きたくても採用されない」のは、企業側が定着性を重視して採用しているから。
・「働きたくても採用されない」ときは、自己分析ツールで分かった自分の『強み』を反映した志望動機で定着性を示す。
・「働きたくても採用されない」ときの志望動機の作成ポイントは、前職で強みを活かした経験を転職理由で述べ、強みが活かせるような応募企業の特徴を挙げ、転職理由と企業の特徴の内容をマッチングして示すこと。

みなさんの転職成功を心から祈っております。


