転職面接で「苦手な仕事」に答えるコツはある?
まずは志望動機との一貫性を大切にし、苦手をどうカバーしてきたかを話しましょう。
転職面接で「苦手な仕事」を聞かれた際に、答え方に悩んだ経験はありませんか?私も同じように頭を抱えたことがあります。
企業の採用担当者は、応募者の苦手な仕事そのものではなく、苦手なことをどうカバーしているかという一貫した姿勢を確認したいのです。
そのため、志望動機との一貫性を大切にしつつ、苦手をどのようにカバーしているかを具体的に伝えることがポイントです。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功のノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験をもとに転職面接での「苦手な仕事」に答えるコツと例文3選を解説し、併せて一貫性のある志望動機の作成法を紹介します。
「苦手な仕事」を面接で聞かれる理由
転職面接で「苦手な仕事」について聞かれる理由を考えてみましょう。
「定着性」の確認
転職面接で「苦手な仕事」を聞かれる最大の理由は、応募者の企業に対する定着性を確認することです。
一般企業の採用担当者150名の調査では、早期退職を最も心配している方が73%に上り、96%が早期退職された際に責任を感じると答えています。
採用担当者は早期退職者を出さないために、応募者が苦手な仕事をいかにカバーする力があるかを測っています。
私も質問に答えるだけでなく、苦手を克服し、その企業に定着して長く働けることを示してきました。
「自己理解度」の確認
転職面接で「苦手な仕事」を聞かれる理由には、応募者の自己理解度を確認することもあります。
あえて苦手な仕事を聞くことで、自分の職務上の弱みをしっかりと把握して仕事をしてきた人材かどうかを見ているわけです。
このため、無理に隠そうとせず、できる限り正直に回答しなければなりません。
私も面接で嘘を話せば簡単に見抜かれていましたね。
「志望動機」との一貫性の確認
転職面接で「苦手な仕事」を聞かれる理由には、採用担当者が志望動機との一貫性を確認したいという目的もあります。
苦手な仕事という一見答えにくい質問を通して、応募者が自分の志望動機に沿った回答ができるか確かめ、応募に対する一貫性を見ているのです。
このため、しっかりと志望動機をベースに回答を組み立てる必要があります。
私も数々の面接で採用担当者が志望動機を見ながら質問する姿を見てきました。
・「苦手な仕事」を聞かれる理由:定着性、自己理解度、志望動機との一貫性の確認。
「苦手な仕事」の面接で避ける答え方
反対に、「苦手な仕事」を転職面接で聞かれた時に避けるべき答え方も考えてみましょう。
単に「苦手な仕事」だけを答える
「苦手な仕事」を面接で聞かれた時に、単に苦手な仕事だけを答えることは避けましょう。
面接の場で苦手な仕事を聞かれると、つい質問の意図を忘れていくつも答えてしまったり、話が長くなりがちです。
しかし、苦手な仕事だけを話して、それをカバーしてきた経験を伝えなければ、採用担当者の関心を引くことはできません。
私も面接で話し過ぎた結果、採用担当者の心象を悪くしてしまったことがあります。
仕事に「支障」が出る内容を答える
「苦手な仕事」を面接で聞かれた時に、仕事に支障が出る内容を答えることは避けましょう。
応募先企業の業務で明らかに不利になるような仕事が苦手だと話せば、その企業には向いていないと判断されるからです。
企業HPや求人欄を確認し、差し障りのない範囲で苦手な仕事を答えるようにしましょう。
私も過去に企業研究を怠ったため、応募企業で求められる仕事以外のことを話して失敗しました。
志望動機と「矛盾」する内容を答える
「苦手な仕事」を面接で聞かれた時に、志望動機と矛盾する内容を答えるのは避けましょう。
例えば、志望動機でチームワークを強調しておきながら、共同作業が苦手といった回答をすれば矛盾してしまいます。
わずかでも志望動機と矛盾すると、それだけで採用担当者の信頼を失いかねません。
そのため、面接前には必ず志望動機を見直して矛盾しない回答を心がけましょう。
・「苦手な仕事」で避ける答え方:単に苦手な仕事だけ、仕事に支障が出る内容、志望動機と矛盾する内容を答える。
「苦手な仕事」は志望動機と一貫する
転職面接で「苦手な仕事」を話すときは、志望動機との一貫性を保ちながら、苦手をどのようにカバーしているかを伝えましょう。
志望動機と一貫性を持たせることで矛盾した回答を避けることができ、その結果、採用担当者の信頼を得られるからです。
その上で、苦手をどのようにカバーしているかを伝えれば、採用担当者も納得する回答ができます。
私も一貫性のある志望動機を示すことで、多くの企業から採用内定を得てきました。
・「苦手な仕事」⇒志望動機と一貫性のある回答をする。
「苦手な仕事」の志望動機のつくり方(※重要)
転職面接での「苦手な仕事」に回答するため、簡単に一貫性のある志望動機を作成する方法を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり強みが反映されないと、採用される志望動機は書けません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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「苦手な仕事」の志望動機と面接例文
志望動機をつくる2つの方法で書いた志望動機と、それをもとに「苦手な仕事」に答える面接回答例文3選を紹介します。
「苦手な仕事」を答える際は、以下のポイントを参考にしてください。
志望動機と面接回答例文①(※苦手な仕事)
【自己分析で判明した強み:協調性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業に従事しています。他の営業担当者と協力しながら内見や契約のタイミングに合わせた提案を行い、成約に繋げてきました。しかし、扱う物件が限られている現職から、より幅広い商品知識と提案力を磨きたいと考え、転職を決意しました。
貴社ディーラーでは、豊富な車両ラインナップに加え、営業と整備スタッフが連携してお客様のアフターサービスを徹底しているとお聞きし、感銘を受けました。
私はこれまでの営業経験を活かし、他職員と協力しながらお客様のニーズに合った車両を提案し、車両販売台数の増加に尽力し、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職
「苦手な仕事」を教えてください。
物件パンフレットの作成業務がやや苦手でした。正確な文章やデザインについての細かいミスを防ぐ確認作業に時間がかかり、苦手意識がありました。しかし、他の営業担当者やデザイン担当と協力し、内容をチェックする体制を作って相互確認を行うことで、一人で抱え込まずに作業することができました。御社でも他のスタッフと連携し、協調性を活かしながら仕事に取り組んでいきたいと考えています。
志望動機と面接回答例文①(※苦手な仕事)
【自己分析で判明した強み:状況適応力】
私は旅行代理店でカウンターセールスを担当しておりました。お客様の生活や予算の状況に合わせた旅行プランを提案し、リピーターの獲得に繋げてきました。しかし、オンライン化の加速によりお客様と接する機会が減少したため、今後は対面での接客に強みを発揮できる職場を求めて、転職を決意しました。
貴社は紳士服専門店としてオーダーメイド制を導入し、お客様一人ひとりに寄り添った接客を大切にされていると伺い、非常に魅力を感じています。
私はお客様の好みを深く理解する接客に努め、リピーターを増やして店舗の売上に貢献することで、貴社発展の一翼を担いたいと考えて、志望いたしました。
※旅行代理店カウンターセールスから紳士服販売専門店への転職
「苦手な仕事」を教えてください。
お客様の問い合わせやプラン変更などをシステムに入力する作業について、単調な入力作業が続くため、少し苦手意識を持っていました。しかし、自分なりの作業リストを作成し、他の担当者がすぐに検索できるようファイリングを徹底することで、入力業務を効率化することができました。御社の業務においても、状況に応じて工夫し、丁寧かつ正確な仕事ができるよう取り組んでいきたいと考えています。
志望動機と面接回答例文①(※苦手な仕事)
【自己分析で判明した強み:サポート力】
私は食品メーカーで営業事務を担当しております。迅速かつ正確な注文処理や在庫管理を徹底することで、営業担当者のサポートに努めてまいりました。しかし、事務作業が増える中で、将来的にはお客様と直接接する場で事務スキルをさらに発揮したいと考え、転職を決意しました。
貴院では、チーム医療を推進し、スタッフが互いに支え合う体制で患者満足度の向上を目指している点に大変魅力を感じています。
私も受付事務として患者様の声に真摯に耳を傾け、来院時から安心を提供することで医療スタッフを支え、貴院の患者満足度向上に貢献したいと考え、志望いたしました。
※食品メーカー営業事務職からクリニック医療事務職への転職
「苦手な仕事」を教えてください。
営業担当者に寄せられる商品のクレーム対応について、直接お客様とやり取りできないため、もどかしさを感じることがありました。しかし、クレーム内容をできる限り詳しくまとめ、関連部署からの最新情報を取りまとめて営業担当者に渡し、担当者がスムーズにクレーム対応できるようサポートしてきました。御院でも、スタッフの皆様が業務に集中できるようバックアップに尽力し、貢献したいと考えています。
「苦手な仕事」に関する私の転職体験
私もかつて転職活動の面接で「苦手な仕事」に関して質問され、前職での顧客クレーム対応に苦労したエピソードを話していました。
しかし、面接官の反応が悪かったことを覚えています。実際のところ、企業の採用担当者は応募者の前職にそれほど関心がありません。
採用担当者が何より重視しているのは、採用した人材が早期退職せず、できる限り長く会社で活躍することです。
苦手な仕事は誰しも経験があることです。だからこそ、つい話が長くなって面接官の印象を悪くしないよう注意が必要です。
採用担当者に好印象を残すためにも、苦手な仕事をどうカバーし、応募先企業でも活躍できると簡潔に説明することが肝心です。
まずは志望動機を作り込み、それをもとに瞬発力を持って回答できるように工夫してみてください。
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まとめ
以上、私の経験をもとに転職面接での「苦手な仕事」に答えるコツと例文3選、一貫性のある志望動機作成法を解説しました。
・「苦手な仕事」を面接で聞かれる理由は、定着性、自己理解度、志望動機との一貫性を確認すること。
・「苦手な仕事」の面接で避けるべき答え方は、単に苦手な仕事だけ、仕事に支障が出る内容、志望動機と矛盾する内容を答えること。
・「苦手な仕事」は、志望動機と一貫性のある回答をする。
・「苦手な仕事」に回答するため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「苦手な仕事」では、前職で苦手だった仕事、苦手な仕事も強みでカバーしたこと、応募先の企業でも強みを活かしたいと述べることがポイント。
・転職成功テクニックの活用で内定を目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。