転職の志望動機に「挑戦できる環境」を書くコツは?
まずは、自分の強みを反映した志望動機を作成しましょう。
転職の志望動機に「挑戦できる環境だから…」と書く方法に悩んでいませんか?私も志望動機の書き方に頭を悩ませてきました。
ひとことで「挑戦できるから…」と言っても、採用担当者の印象には残りません。応募者のことを良く知らないので、信頼できないのです。
まずは、自分の強みを反映した志望動機を作成し、挑戦できる環境で働きたい思いを含めることで、採用担当者に一貫性を示しましょう。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、転職の志望動機に「挑戦できる環境」を書くコツと例文3選を解説し、併せて一貫性のある志望動機の作成方法をご紹介します。
「挑戦できる環境」が志望動機のアンケート調査
「挑戦できる環境」が志望動機である応募者の印象について、当サイトで独自にアンケート調査を実施しました。
一般企業の採用担当者100名の調査で、印象が「大変良い」「良い」が38%である一方、「悪い」との回答も11%ありました。
志望動機が「挑戦できる環境」だけでは、採用担当者に印象が伝わりにくい可能性がありますね。
・「挑戦できる環境」と志望動機に書く印象:企業採用担当者の38%が「良い」、11%が「悪い」と回答。
「挑戦できる環境」だと志望動機に書くメリット
転職で「挑戦できる環境」だと志望動機に書くメリットは、以下の通りです。
「定着性」を示せる
志望動機に「挑戦できる環境」を書けば、採用担当者に企業への定着性を示せるメリットがあります。
実際に応募する企業に挑戦しやすい土台があれば、すぐに辞めない定着性がある人材だと評価されやすいからです。
企業の採用担当者が「定着性」をいかに大切に考えているか、私も転職活動を通して強く感じました。
「成長意欲」を示せる
志望動機に「挑戦できる環境」を書くことで、採用担当者に成長意欲を示せるメリットがあります。
挑戦したいという願望は、自己成長したいという思いの表れです。常に新しいスキルを習得したい成長意欲を企業は歓迎します。
私も自己成長と企業が求めている人材を照らし合わせしながら「成長意欲」をアピールしていました。
「貢献意欲」を示せる
志望動機に「挑戦できる環境」を書けば、採用担当者に貢献意欲を示せるメリットがあります。
挑戦できる「環境」を求めることは、自分自身だけでなく、会社全体の成長にも貢献したいという意欲とも言えます。
私は挑戦できる環境で「自分に何ができるのか?」を具体的に述べることで、企業の採用メリットをアピールしました。
・「挑戦できる環境」のメリット:定着性、成長意欲、貢献意欲を示せること。
「挑戦できる環境」を志望動機に書くデメリット
反対に、転職で「挑戦できる環境」を志望動機に書くデメリットは、以下の通りです。
「具体性」に欠ける印象
「挑戦できる環境」という志望動機だと、採用担当者に具体性に欠ける印象を与えるデメリットがあります。
挑戦できる環境という表現は、ある意味どの会社でも当てはまることで、他の求職者との差別化が難しいと言えます。
このため、私は志望動機において採用担当者の印象に残りやすい「自分の強みや適性」を強調してきました。
「協調性」に欠ける印象
「挑戦できる環境」を志望動機に書くと、採用担当者に協調性に欠ける印象を与えるデメリットもあります。
挑戦することばかりに気を取られ、他の社員との協力やチームワークを軽視する自己中心的な印象を持たれてしまうわけです。
協調性はどんな企業でも必ず求められるので、挑戦できる環境で周りにどんな良い影響があるのか?も触れた方が良いでしょう。
「一貫性」に欠ける印象
「挑戦できる環境」だけを志望動機にすると、一貫性に欠ける印象を与えるデメリットもあります。
挑戦できる環境であることを強調するあまり、その他の転職理由や退職理由、自己PRの内容と矛盾する可能性があります。
少しでも矛盾が生じると、企業の採用担当者の信頼を失い、採用されることはまずありません。
・「挑戦できる環境」のデメリット:具体性、協調性、一貫性に欠ける印象を与えること。
「挑戦できる環境」は一貫した志望動機に含める
「挑戦できる環境」であることは、あらかじめ作成した自分の強みを反映した志望動機に含めて書きましょう。
まず、自分の強みを反映した志望動機を作成すれば、採用担当者に対して転職の一貫性を示し、信頼を得ることができるからです。
挑戦できる環境で働きたいことは、この一貫性のある志望動機に含めることで、説得力を持ってアピールできます。
私も一貫性のある志望動機を作成することで、多くの企業から内定を獲得してきました。
・「挑戦できる環境」⇒一貫性のある(強みを反映した)志望動機に含めて書く。
「挑戦できる環境」志望動機のつくり方(※重要)
「挑戦できる環境」を志望動機に含めるために、自分の強みを理解することの重要性と、強みを反映した志望動機の作成方法について解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケートの結果で分かりました。
つまり強みが反映されないと、いつまでも採用されない志望動機のままです。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者が『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で回答しました。また、9割の面接官が応募者が「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析ツールで分かった「強み」で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「挑戦できる環境」を含めた志望動機の例文3選
志望動機をつくる2つの方法に従って「挑戦できる環境」を含めながら書いた志望動機の例文3選を紹介します。
「挑戦できる環境」を伝える際は、以下のポイントに注意しましょう。
志望動機例文①(※挑戦できる環境)
【強み:共感性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しております。お客様のご要望に深く共感し、最適な物件をご提案することで多くの契約を成立させてきました。しかし、既存の物件を扱う現職から、より柔軟にお客様の理想の住まいをつくり上げる営業に挑戦できる環境でキャリアを築きたいと考え、転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、自社開発の住宅設備の充実に取り組み、耐震性に優れた資材を活用して災害に強い家づくりを実現している点に強く惹かれました。
私は現職の営業経験を活かし、住宅設備や資材の選定などでお客様のニーズに共感しながら、安心して暮らせる住まいを共につくり上げ、成約率を高めることで貴社の更なる発展に貢献したいと考え、志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機例文②(※挑戦できる環境)
【強み:人当たり】
私はゴルフ用品専門店で販売員を務めておりました。お客様一人ひとりに対して人当たりの良い丁寧な接客に努め、リピーター客を増やしてきました。しかし、商品の購買率や在庫回転率を重視する現職から、新規顧客の開拓に挑戦できる環境で個別のお客様に対する接客スキルを磨きたい思いから転職を決意しました。
貴社は紳士服専門店として、新たにオーダーメイド制を取り入れ、既存顧客を大切にしながらも新規顧客獲得と店舗拡大に向けて邁進していらっしゃる姿に感銘を受けました。
私は前職の販売経験を活かし、商品知識を高め、顧客との信頼関係を深める親切丁寧な接客によって、リピーター客の増加に貢献し、貴社発展の一翼を担いたいと考えて志望しました。
※ゴルフ用品専門店販売員から紳士服専門店販売員への転職
志望動機例文③(※挑戦できる環境)
【強み:サポート力】
私は弁護士事務所において一般事務を担当しております。電話応対や資料作成、事務業務全般を担い、弁護士の業務を全力でサポートしてきました。しかし、デスクワークが中心の現職から、お客様と直接関わり、販売促進にも挑戦できる環境で事務処理能力を高めたいと考え、転職を決意しました。
貴社は、自動車ディーラーとして整備や車検案内を通じた新車販売や定期的な試乗会に力を入れ、常に顧客目線の営業活動に注力している点に大変魅力を感じました。
私は現職の事務経験を活かし、お客様の来店受付や試乗会の運営において営業部門を力強くサポートし、顧客満足度を高めることで貴社のサービス向上と発展に貢献したいと考え、志望致しました。
※弁護士事務所一般事務から自動車ディーラー営業事務への転職
志望動機をつくる2つの方法を活用すれば、このような志望動機が簡単に作成できます。
「挑戦できる環境」に関する私の転職活動体験談
私もかつて転職活動で志望動機に「挑戦できる環境」と書いたことがあります。
しかし、やみくもに「挑戦」という言葉を使うと、「前職では挑戦できなかったのか?」「具体的にどう挑戦したいのか?」と面接で突っ込まれることがありました。
採用担当者としては、転職理由や強みが明確でないと応募者を信頼できないため、深掘りしたくなるのでしょう。
「挑戦できる環境で働きたい」という思いを正確に伝えるためには、一貫した志望動機を前もって準備することがカギです。
志望動機において、なぜ前職ではなく応募先企業でなら挑戦できるのか?をあらかじめ書いて、疑いの余地がないことを示しましょう。
まずは当記事を参考に、「挑戦できる環境」を効果的に伝えるために、しっかりと志望動機を作り込むことから始めてください。
「挑戦できる環境」と転職成功テクニック
「挑戦できる環境」を含む志望動機が書けたら、加えて実践して欲しい転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性と定着性を示すこともできます。
私が実践したアピール方法は、下記記事で紹介しています↓↓
まとめ
以上、転職の志望動機に「挑戦できる環境」を書くコツと例文3選を解説し、一貫性のある志望動機の作成法について紹介しました。
・「挑戦できる環境」だと志望動機に書くメリットは、定着性、成長意欲、貢献意欲を示せること。
・「挑戦できる環境」を志望動機に書くデメリットは、具体性、協調性、一貫性に欠ける印象を与えること。
・「挑戦できる環境」は、一貫性のある(強みを反映した)志望動機に含めて書く。
・「挑戦できる環境」を含めるため、無料自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「挑戦できる環境」は、転職理由で挑戦できる環境を求めていることを示し、企業の特徴で応募者が挑戦したい業務を取り上げ、マッチングで挑戦するなかで貢献できることを示す。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得率アップを目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。