
「自分に足りないところ」について転職面接ではどう答える?

自分の『強み』を反映した志望動機を作成すれば、足りないところも適切に説明できます。
転職面接で「自分に足りないところ」をどう答えるか悩んでいませんか?私も同じ悩みを抱えたことがあります。
企業の採用担当者は、足りないところそのものよりも、応募者が「自己理解」を深めたうえで面接に臨んでいるかを確認しています。
私は自分の『強み』を反映した志望動機をもとに、「自分に足りないところ」を説明し、内定につなげることができました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験をもとに、転職面接で「自分に足りないところ」を聞かれる理由や答えるポイントを解説し、採用される志望動機の作成法も紹介します。
「自分に足りないところ」を答える応募者の印象調査

「自分に足りないところ」をきちんと答える応募者の印象について、当サイトで独自アンケート調査を行いました。
「自分に足りないところ」を答えられる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 75% |
良い | 14% |
どちらでもない | 9% |
悪い | 2% |
一般企業採用担当者100名の調査では、「大変良い」「良い」だけで89%、「どちらでもない」が9%、「悪い」はわずか2%でした。

「自分に足りないところ」をしっかりと答えることで、採用担当者に好印象を与えられることが分かります。
・「自分に足りないところ」を答えられる応募者の印象:89%の採用担当者が「大変良い」「良い」と回答。
「自分に足りないところ」を転職面接で聞かれる理由

「自分に足りないところ」について転職面接で聞かれる主な理由は下記の通りです。
・「自己理解度」の確認
・「問題解決能力」の確認
・応募者の「誠実さ」の確認。
「自己理解度」の確認
企業の採用担当者が面接で「自分に足りないところ」を聞く最大の理由は、応募者の自己理解度を確認するためです。
採用担当者は、面接で自分に足りないところをはっきりと答えられる、自己理解が深い人材を求めています。
自分の強みだけでなく、弱みも理解してこそ、人材としての魅力が増すからです。

私も面接で足りないところを話して、初めて信頼してもらえた経験があります。
「問題解決能力」の確認
また、採用担当者が面接で「自分に足りないところ」を聞く理由には、問題解決能力の確認もあります。
あえて足りないところを尋ねることで、その問題に対してどのような解決策を持っているかを見ているのです。
そのため、足りないところに加えて、解決するための工夫や努力も示すことが、採用担当者を納得させる決め手になります。

私も面接で弱みを話す際は、必ずそれを補える強みも併せて伝えていました。
応募者の「誠実さ」の確認
採用担当者が面接で「自分に足りないところ」を聞く最後の理由として、応募者の誠実さを確認する目的があります。
コンプライアンスが重視される昨今の企業では、より誠実で信頼できる人材を求める傾向があるからです。
面接で飾らずに自分の足りないところを正直に話せる人材は、誠実性を強く印象づけることができます。

私も、転職活動を通じて、面接は誠実さを示し信頼関係を築く場だと実感しました。
・「自分に足りないところ」を聞かれる理由:自己理解度、問題解決能力、誠実さの確認。
「自分に足りないところ」の面接で避けるべき回答例

一方で、転職面接で「自分に足りないところ」を聞かれたとき、避けるべき回答例は下記の通りです。
・「足りないことだけ」の内容
・仕事に「支障」をきたす内容
・志望動機と「矛盾」する内容
「足りないことだけ」の内容
転職面接で「自分に足りないところ」を聞かれたときに、足りないことだけを話すのは避けましょう。
自分に足りないと思うことだけを簡単に話したり、長々と話し続けたりすると、採用担当者の心象を悪くします。
足りないことに対して、自分なりの解決策がないと判断されるからです。

私も面接であいまいな答え方をして、失敗した経験が何度もあります。
仕事に「支障」をきたす内容
また、「自分に足りないところ」を聞かれた際、仕事に支障をきたすような内容を話すのも避けましょう。
たとえば、遅刻癖がある、人見知り、といった仕事に直接影響することを話せば、採用候補から外れてしまいます。
仕事と関係があり、かつカバーできるような内容を選ぶようにしてください。

私も面接で人間関係に関する話を出してしまい、印象を悪くした経験があります。
志望動機と「矛盾」する内容
そして、「自分に足りないところ」を答えるときに、志望動機と矛盾する内容を話すのは何よりも避けるべきです。
たとえば、志望動機で柔軟性を強調しながら、足りないところとして「一度に多くの仕事をこなすのが苦手」と答えると矛盾が生じます。
採用担当者は応募者の発言を注意深く観察しているため、こうした矛盾があると信頼を失います。

私も転職面接で、面接官が応募書類を見ながら質問している姿を何度も目にしました。
・「自分に足りないところ」で避けるべき回答例:足りないことだけ、仕事に支障をきたす、志望動機と矛盾する内容を話す。
「自分に足りないところ」を面接で伝えるポイント!

「自分に足りないところ」を転職面接で答えるときは、自分の『強み』を活かして足りない部分を補えると伝えることがポイントです。
応募企業の特徴の中から自分に足りない部分を挙げ、自分の『強み』をどう活かして補えるかを話しましょう。
自分の『強み』を示すことで、自己理解度・問題解決能力・誠実さを同時にアピールできます。

このため、私はまず自己分析をして、自分の『強み』を理解することから始めました。
・「自分に足りないところ」⇒自分の『強み』を活かして足りない部分を補えると伝える。
「自分に足りないところ」は志望動機をもとに答える

「自分に足りないところ」を聞かれたら、自分の『強み』を反映した志望動機をもとに回答することが内定を得るカギです。
あらかじめ『強み』を反映した志望動機を準備しておけば、足りないところについても矛盾なく説明できます。
さらに、志望動機との一貫性が採用担当者に伝わり、信頼を得ることにもつながります。

私も自分の『強み』を反映した志望動機で面接に臨み、多くの企業から内定を勝ち取りました。
・「自分に足りないところ」⇒自分の『強み』を反映した志望動機をもとに回答する。
「自分に足りないところ」に答える志望動機の作り方(※重要)

転職面接で「自分に足りないところ」に答えるため、自分の『強み』を反映した志望動機の作成法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで回答しました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AI生成の志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「自分に足りないところ」の転職面接の回答例文3選

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機と、それをもとに「自分に足りないところ」に答える転職面接の回答例文3選を解説します。

「自分に足りないところ」に回答するときのポイントは、以下を参考にしてください。
【1】自分の「強み」を反映させた志望動機を作成する。
【2】企業の特徴から「自分に足りないところ」を述べる。
【3】「強み」を活かして足りないところを補えると述べる。
志望動機と面接回答例文①(※自分に足りないところ)
【自己分析で分かった強み:状況適応力】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しております。お客様のご予算や生活の状況に応じて柔軟な物件提案を行い、契約を実現してまいりました。しかし、賃貸物件に限定された提案ではなく、より幅広い選択肢をご提供できる環境で営業力を磨きながら、キャリアを築いていきたいという思いが強まり、転職を決意しました。
貴社は自社開発の住宅設備を武器に、お客様の理想を叶える家づくりに注力しており、その姿勢に大変感銘を受けました。
これまでの営業経験を活かし、お客様のご要望や理想に合わせた柔軟な住宅提案に努めることで、着工戸数の向上と貴社ブランドの価値向上に貢献してまいりたいと考え、志望いたしました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職の転職

「自分に足りないところ」は何だと思いますか?

自分に足りないところは、住宅業界の知識だと思います。現職では賃貸仲介を中心とした経験を積んでいますが、住宅設備や構造に関する深い知識が不足していると感じています。そのため、御社の住宅開発の状況に合わせて、業界特有の専門知識を学び、幅広い提案を通じてお客様の理想を叶える住宅提案ができる営業として成長したいと考えています。
志望動機と面接回答例文②(※自分に足りないところ)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私はレンタカー会社でサービススタッフを務めております。お客様の旅行計画や利用シーンを理解し共感をもってサービス提供することで信頼関係を築き、売上の向上に貢献してきました。今後は、レンタカー業務の枠を超えて車両販売業務に携わり、営業力を身に付けたいと考えて、転職を決意しました。
貴社は、購入後のアフターサービスを充実させることで既存顧客と長く良好な信頼関係を築き、新車販売率の向上を目指していると伺い、その方針に共感いたしました。
私は、現職で培った接客スキルを活かし、親切かつ丁寧な対応を通じてお客様と長い信頼関係を築くことで、リピーターを増やし、車両販売台数の拡大と貴社の発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
※レンタカー会社サービススタッフから自動車ディーラー営業職の転職

「自分に足りないところ」は何だと思いますか?

自分に足りないところは、直接的な車両販売経験です。現職では車両のレンタル業務を担当してきましたが、販売に必要な知識やスキルが不足していると感じています。入社後は、お客様が求める一台について丁寧にヒアリングし、その気持ちに共感しながら信頼を得る営業を目指し、販売知識とスキルを積極的に身に付けていきたいと考えています。
志望動機と面接回答例文③(※自分に足りないところ)
【自己分析で分かった強み:サポート力】
私は信用金庫で後方事務を担当しました。顧客対応や融資申請書類の確認を通じて融資担当者の業務をサポートし、庫内でも評価をいただいてまいりました。しかし、後方事務の役割上、直接お客様と接する機会が限られており、よりお客様と関わりながら事務能力を高めていきたいと考え、転職を決意しました。
貴院では、医療事務員にも丁寧な接遇を求め、患者様に寄り添った診療サービスを提供することで患者満足度向上を目指していらっしゃると伺いました。
私は前職で培った事務経験を活かし、窓口において患者様の不安や疑問に対して親身に対応し、医療スタッフが診療に専念できるよう支えることで、貴院の発展に貢献したいと考えて応募いたしました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職の転職

「自分に足りないところ」は何だと思いますか?

自分に足りないところは、医療業界特有の事務処理スキルだと思います。前職で培った金融機関での事務スキルだけでは、医療事務には対応しきれないと感じています。しかし、医療スタッフの皆様をしっかりとサポートすることで、職員の皆様から医療業界の知識を積極的に吸収し、実務レベルの医療事務スキルを向上させたいと考えています。
「自分に足りないところ」を聞かれた私の面接体験談
私も転職活動中の面接で「自分に足りないところ」を聞かれ、どう答えるべきか悩んだ経験があります。
転職活動を始めたばかりの頃は、人間性や人間関係といった曖昧で改善しにくい内容を話して失敗したことがありました。
当時は自己理解が足りず、退職理由と「自分に足りないところ」がつながってしまい、面接官に悪い印象を与えてしまいました。
曖昧な答えは矛盾を生みやすく、採用担当者の心象を悪くする原因になります。このため、一貫性のある回答を意識することが大切です。
私は、自分の強みを反映した志望動機を作ることで、一貫性を保ちつつ、むしろ強みを印象づけることができました。
「自分に足りないところ」に触れるときこそ、強みとのバランスを意識することで、面接官の納得感が高まります。
まずは自己分析を通じて強みを理解し、志望動機に反映させたうえで、足りないところをどう補うかを整理してください。

強みをもとにした志望動機があれば、「自分に足りないところ」への答えもぶれずに伝えられる面接対策ができます。
転職成功テクニック

「自分に足りないところ」に関する転職面接の例文に加えて、ホワイト企業に内定を決める転職成功テクニックをお伝えします。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の経験をもとに転職面接で「自分に足りないところ」を聞かれる理由や答えるポイントと採用される志望動機の作成法について解説しました。
・「自分に足りないところ」を面接で聞かれる理由は、自己理解度、問題解決能力、応募者の誠実さを確認するため。
・「自分に足りないところ」の面接で避けるべき回答は、足りないことだけ、仕事に支障をきたす、志望動機と矛盾する内容を話すこと。
・「自分に足りないところ」を面接で伝えるポイントは、自分の強みを活かして足りない部分を補えると伝えること。
・「自分に足りないところ」は、自分の強みを反映した志望動機をもとに回答する。
・「自分に足りないところ」に答えるため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・「自分に足りないところ」は、自分の強みを反映させた志望動機の作成、企業の特徴から自分に足りないところを述べる、強みを活かして足りないところを補える、と述べることがポイント。
・転職成功テクニックの活用で、ホワイト企業の内定獲得率を高めてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。