
事務職の「仕事のやりがい」は転職先にどう伝える?

自分の『強み』を反映した志望動機をもとに「やりがい」を答えましょう。
事務系の求人に応募するとき、「仕事のやりがい」の伝え方に悩んでいませんか?事務職は、やりがいを見つけるのが難しい職種です。
私も前職で事務を担当していましたが、転職活動中の面接で「事務職での仕事のやりがい」を聞かれ、焦った経験があります。
私は『強み』を反映した志望動機を作成し、それをもとに事務職の「仕事のやりがい」を伝えることで、内定を勝ち取りました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験をもとに事務職における「仕事のやりがい」を答える方法や実際の面接例文3選を解説し、採用される志望動機の作成法も紹介します。
「仕事のやりがい」に関するアンケートの結果

事務職の「仕事のやりがい」を答えられる応募者の印象について、当サイトで独自のアンケートを集計しました。
事務職の「仕事のやりがい」を答えられる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 34% |
良い | 40% |
どちらでもない | 23% |
悪い | 3% |
一般企業の採用担当者100名を調査した結果、「大変良い」「良い」というポジティブな回答が74%を占めました。

事務職であっても「仕事のやりがい」を感じ、きちんと面接で発言できれば、採用担当者の好印象に繋がります。
・事務職の「仕事のやりがい」を答えられる⇒74%の採用担当者が好印象を抱く。
「仕事のやりがい」を事務職で尋ねられる理由

事務職に転職する際に面接官が「仕事のやりがい」を尋ねる理由は、以下の通りです。
・仕事に対する「熱意」
・企業との「マッチ度」
・「志望動機」との一貫性
仕事に対する「熱意」(※事務職で「仕事のやりがい」が問われる理由①)
企業の採用担当者は、「仕事のやりがい」について質問し、あなたの事務職に対する熱意を確認しようとしています。
事務職は、営業職などと違って自分の仕事の成果が目に見えにくい達成感を感じにくい職種と言えます。
そのため、退屈さや不満から他職種へ転職する人も一定数います。

企業は、採用後にやりがいを感じられず早期退職されないために、事務職に本当に熱意があるかを確かめています。
企業との「マッチ度」(※事務職で「仕事のやりがい」が問われる理由②)
企業の採用担当者は、事務職における「仕事のやりがい」を聞き、あなたの人間性が企業とマッチしているかを見ています。
たとえ事務職への転職意欲が強くても、面接の回答が企業の文化や価値観と合致しなければ、採用には至りません。
また、企業は、あなたが感じる「やりがい」が自社の事務の仕事内容と合っているかも重視しています。

このため、私も面接で「仕事のやりがい」と応募先企業の共通点を意識して回答しました。
「志望動機」との一貫性(※事務職で「仕事のやりがい」が問われる理由③)
採用担当者は、「仕事のやりがい」を質問して、履歴書や面接冒頭で述べた志望動機との一貫性を確認しています。
志望動機と「仕事のやりがい」の回答が矛盾したり食い違ったりすると、あなたの信頼性に疑念を持たれます。
特に事務職の場合、日々の業務では事務スキルに加えて、注意力や論理的思考力も重視されます。

このため一貫性のない回答をしてしまうと、慎重さや論理性に欠けると判断され、不採用に直結します。
・事務職で「仕事のやりがい」を問う理由⇒熱意、マッチ度、志望動機との一貫性の確認。
「仕事のやりがい」の事務職で避ける回答例文

事務職での「仕事のやりがい」を聞かれた際に避けるべきNG回答は、以下の通りです。
・「協調性」が無いと思われる回答
・「上昇志向」が無いと思われる回答
・「志望動機」と一貫していない回答
「協調性」が無いと思われる回答(※事務職における「仕事のやりがい」のNG回答①)
事務職の「仕事のやりがい」を聞かれて、協調性が無いと思われる回答は避けましょう。
例えば、「一人で黙々と事務作業をしたい」という回答では、協調性が無いと判断されます。
事務職は個人作業が中心に見えても、実際には協調性が求められます。

私も前職では他部門からの仕事依頼や顧客対応など、周囲との連携が求められる業務も多くありました。
「上昇志向」が無いと思われる回答(※事務職における「仕事のやりがい」のNG回答②)
事務職の「仕事のやりがい」について質問された際、「上昇志向」が無いと思われる回答も避けるべきです。
例えば、「決められた業務の中でルーティンワークをこなすのが得意です」という回答では上昇志向が感じられません。
ここでいう上昇志向とは、昇給や昇進だけではなく、事務業務の効率化や事務スキルの向上といった、成長意欲も含まれます。

私も、事務職だからこそ積極的にスキルアップに取り組んだ経験を伝えました。
「志望動機」と一貫していない回答(※事務職における「仕事のやりがい」のNG回答③)
事務職の「仕事のやりがい」を聞かれて、志望動機と一貫していない回答は避けましょう。
たとえば、事務職の業務効率化を志望動機に書きつつ「決められた事務業務をこなすことにやりがいを感じる」と答えると、矛盾が生じます。
採用担当者は、面接中に志望動機との一貫性を注意深く観察しているため、矛盾や食い違いのない回答が常に求められます。

私も、志望動機を踏まえて面接対策を行い、回答に矛盾が出ないよう注意していました。
・事務職の「仕事のやりがい」NG回答⇒協調性・上昇志向・志望動機と一貫性が無い回答。
「仕事のやりがい」は志望動機の強みを答える

事務職の面接で「仕事のやりがい」を問われたら、自分の『強み』を反映した志望動機をもとに答えましょう。
自分の強みをもとに回答することで、「協調性が無い」「上昇志向が無い」といったNG回答をすべて避けることができます。
また、志望動機と一貫した回答ができるため、採用担当者からの信頼にもつながります。

私も、強みを反映した志望動機を作成して面接対策を行ったことで、複数の企業から内定を頂くことができました。
・事務職の「仕事のやりがい」⇒自分の『強み』を反映した志望動機をもとに答える。
「仕事のやりがい」に答える志望動機の作り方(※重要)

事務職の「仕事のやりがい」に答えるため、自分の『強み』を反映した志望動機のつくり方を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で判明しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「仕事のやりがい」の志望動機と回答例文3選(事務職)

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機と、事務職の「仕事のやりがい」に答える面接回答例文3選を紹介します。

事務職の「仕事のやりがい」に答えるポイントは、以下の通りです。
・強みを活かし「事務仕事のやりがい」を感じると伝える
・前職での「強み」を活かしたエピソードについて述べる
・応募先で「強み」を活かして事務仕事をする姿勢を示す
志望動機と回答例文①(※事務職の仕事のやりがい)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は損害保険会社で代理店営業を担当しています。これまで共感性を活かした対話を重視し、自動車保険代理店の開拓や営業指導に携わり、顧客との信頼関係を築くことで営業成績を上げてまいりました。しかし、損保の枠組みにとらわれず、お客様のライフスタイルを直接的に支える仕事に携わりたいという思いから転職を決意しました。
貴社は生命保険会社として、こども医療保険の新規開発や保険金支払い事務におけるスピーディーな支払いを目標に掲げ、顧客の豊かな人生を全力でバックアップする保険業を理念に掲げ、業界をリードしている企業です。
私は現職の保険代理店営業職で培った顧客対応のノウハウを活かし、貴社の支払い事務においてお客様との信頼関係を強化し、スピーディーかつ丁寧な支払い事務業務を通じて顧客満足度を高め、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※損害保険会社代理店営業職から生命保険会社支払い事務職への転職

事務職の「仕事のやりがい」を教えてください。

はい。事務職の仕事のやりがいは、私の共感性を活かせることだと考えています。営業や企画といった他部門の職員の業務に共感し、事務処理で培った知識を共有することで、職場におけるチーム全体の利益向上に貢献できると考えるからです。現職の代理店営業でも、他の営業担当者と情報共有し、営業チームが効果的に顧客にアプローチする方法を模索し、会社全体の営業利益向上に努めました。御社の保険金支払い事務でも、業務を通じて培った知識を他の職員と共有し、信頼される事務職員として、やりがいをもって活躍したいと考えています。
志望動機と回答例文②(※事務職の仕事のやりがい)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私は紳士服専門店で販売職をしています。親切丁寧な接客でお客様のニーズを先読みし、リピート購入を促進することで、販売実績を伸ばしてまいりました。今後は、販売や営業を支える事務職として、キャリアを築きたいと考えて転職を決めました。
貴社は地元密着型の自動車ディーラーとして、主に既存顧客に対する整備や車検を通じて新車購入に繋げる営業活動に専念していると伺いました。
私は、前職の販売経験を活かし、来店されたお客様がスムーズに新車購入に至るように営業部門を力強くサポートし、電話応対や事務業務を通じて地元の頼れる自動車ディーラーとしての認知を拡大し、貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職から自動車ディーラー受付事務職への転職

事務職の「仕事のやりがい」を教えてください。

はい。事務職の仕事のやりがいは、私の人あたりの良い性格を活かせることだと考えています。営業担当者の手が回らない時や事務的な説明に関して、親切で丁寧な顧客対応ができると思います。前職の販売業務においても、納期やお会計などで事務的な説明が求められる場面があり、私は常にお客様に分かりやすい説明を心がけてまいりました。御社の受付事務でも、正確な事務スキルの向上を目指しつつ、お車をお求めになるお客様に対し、営業担当者をカバーできる丁寧な受付業務にやりがいを持ち、尽力したいと考えています。
志望動機と回答例文③(※事務職の仕事のやりがい)
【自己分析で分かった強み:迅速性(オーガナイズ能力)】
私は信用金庫で後方事務を担当しています。迅速な申請書類のチェックや電話応対を心がけ、チーム全体の業務効率向上に貢献しました。しかし、後方事務の性質上、顧客と直接関わることが少ないため、今後は直接お客様と関われる環境で事務処理スキルの向上を図りたいと考えて転職を決意しました。
貴院は医療支援システムの導入や医療事務員を含めたチーム医療に重点を置き、業務効率化と患者満足度の向上を目指していると伺っております。
現職の事務経験で培ったスキルを向上させつつ、新しいシステムを早期に習得し、患者様と積極的に関わりながら医療スタッフを全力でサポートすることで患者満足度を向上させ、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※信用金庫後方事務職からクリニック医療事務職への転職

事務職の「仕事のやりがい」を教えてください。

はい。事務職の仕事のやりがいは、事務業務に迅速に取り組むことで業務効率化を図れることだと思います。医療現場では、日進月歩で新しい治療法や医療制度、医療支援システムが取り入れられ、素早い対応力が求められると思います。現職の後方事務でも、私は新しいシステムにいち早く対応し、書類管理のタスク分担などに効率的に取り組んできました。御院でも、予約管理システムやレセプト請求のオンライン化に伴い、迅速かつ正確な医療事務業務に専念し、業務効率化によって医療スタッフと患者様を支えるやりがいを感じることができると思います。
「仕事のやりがい」と私の事務職の面接体験談

私は前職で、事務と営業の両方を経験しました。転職活動では、営業職と事務職の両方に応募し、どちらの職種でも内定を頂きました。
しかし、面接で事務職における「仕事のやりがい」について質問されたときは、正直なところ焦ったのを覚えています。
私が担当していた業務は、顧客情報の管理、支払い明細書の発行、データ入力など幅広くありましたが、単に目の前の事務業務をこなすだけの日々でした。
そのため、面接では「自分の強み」と結びつけて事務職の「仕事のやりがい」を考える必要があると感じました。
具体的には、日々の事務業務がどんな相手に、どのような良い影響を与えているかを意識しながら答えることを心がけました。
たとえば、正確なデータ入力が顧客満足度向上に貢献している、スムーズな支払い処理が社内業務を支えている、と伝えました。
事務職の面接では、「自分の強みを活かして、どのように事務業務に取り組むか」をアピールすることが重要です。

ぜひ、単なる「やりがい」の説明にとどまらず、自分の強みをしっかりと結びつけた面接対策に挑戦してみてくださいね。
転職成功テクニック

事務職の「仕事のやりがい」の例文に加えて、ホワイト企業の内定獲得率を高める転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の経験をもとに事務職における「仕事のやりがい」を答える方法や実際の面接例文3選と採用される志望動機の作成法について解説しました。
・独自のアンケート調査の結果、事務職の「仕事のやりがい」を答えられる応募者に対し、74%の採用担当者が好意的な印象を受けることが分かった。
・「仕事のやりがい」が事務職で問われる理由は、仕事に対する熱意、企業とのマッチ度、志望動機との一貫性の確認。
・「仕事のやりがい」で避けるべき事務職のNG回答は、協調性が無いと思われる、上昇志向が無いと思われる、志望動機と一貫していないと思われる回答。
・「仕事のやりがい」は、自分の強みを反映した志望動機をもとに答えることでNG回答を避けつつ一貫性を示すことができる。
・「仕事のやりがい」に回答するため、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成してください。
・「仕事のやりがい」に回答するポイントは、強みを活かし事務仕事のやりがいを感じる、前職で強みを活かしたエピソード、応募先で強みを活かして事務仕事をする姿勢、を話すこと。
・転職成功テクニックを活用して、ホワイト企業の内定獲得率を上げてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。