一次面接で「その場で合格」するのは怪しい？
いいえ。『強み』を反映した志望動機なら、その場での合格も十分にあり得ます。
一次面接で「その場で合格」と言われたら、怪しいと感じる方も多いでしょう。私も、即日合格をもらった経験があります。
実際、企業が「会ってみたい」と思う書類を用意できれば、面接の場で合格することも珍しくありません。
私も、自分の『強み』を反映した志望動機を準備したことで、一次面接のその場で内定をいただいたことがあります。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍（2,024名エントリー、採用2名）の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、一次面接で「その場で合格」になる特徴と本当に怪しい面接の見分け方、さらに強みを反映した志望動機の作成法を解説します。
「その場で合格」する一次面接の大きな特徴
転職活動において、「その場で合格」につながる一次面接の大きな特徴を3つご紹介します。
・書類の時点で「欲しい人材」だと評価されていた
・回答に「一貫性」があり想定以上に好印象だった
・面接官が「決裁権」を持った社長や責任者だった
書類の時点で「欲しい人材」だと評価されていた
「その場で合格」につながる一次面接の最も大きな特徴が、書類選考の時点で高く評価されていたということです。
特に、志望動機の内容が企業の求人と強く一致していた場合、面接前から「採用したい」と考えていることがあります。
この場合、一次面接は「確認作業」に近く、面接で大きなミスマッチがなければ、その場で合格が出ます。
私も書類選考、つまり志望動機の作成に力を入れることで、合格につながった経験が山ほどあります。
回答に「一貫性」があり想定以上に好印象だった
一次面接で「その場で合格」が出るもう一つの特徴は、質問への回答が一貫しており好印象だったことです。
企業は、経歴や志望動機、転職理由、自己PRなどに矛盾がないか、筋が通っているかを面接で再度確認します。
書類に納得感があり、さらに採用担当者の期待値を超える面接対応ができた時、合格が早まるのは当然です。
私も志望動機に書いたことに合わせて一貫した回答や説明をすることで、企業に信頼してもらいました。
面接官が「決裁権」を持った社長や責任者だった
一次面接でその場で合格になるのは、面接官が決裁権を持っていることにも大きく左右されます。
特に中小やベンチャーでは、一次面接で社長や部門責任者が面接を担当することもあり、その場で合格することも珍しくありません。
逆に、大手企業では一次面接が形式的な場合が多く、いくら評価が高くても「その場で合格」は出にくいと言えます。
私がその場で合格をもらった時も、中小規模の企業が多かったと記憶しています。
・「その場で合格」する一次面接の特徴：書類の評価が高い、回答の一貫性と想定以上の面接対応、決裁権を持った面接官が担当。
「その場で合格」する本当に怪しい一次面接
一次面接で「その場で合格」したとき、本当に怪しい企業の特徴を押さえておきましょう。
・「人手不足」で誰でも採用したい企業
・「面接官の好み」で採用を決める企業
・「採用のコスト」をかけたくない企業
「人手不足」で誰でも採用したい企業
まず、深刻な人手不足で「誰でもいいから今すぐ働いてほしい」と考えている企業は、一次面接でその場で合格を出しがちです。
こうした企業は、応募者の経験や志望動機よりも「いつから来られるか」といった点ばかりを重視します。
特に、面接の冒頭から入社日ばかり聞かれる場合は注意が必要です。応募者を「穴埋め要員」として見ている可能性があります。
私も、実際に人の入れ替わりが激しいと感じた企業は、その場でお断りするようにしていました。
「面接官の好み」で採用を決める企業
また、一次面接において面接官の好みで採用を即決するような企業は、怪しいと言えます。
人事担当者である面接官が、企業の方針よりも自分の実績や評価を優先して人材を選ぶことがあるのです。
こういった企業は採用基準が曖昧なため、入社後にギャップを感じてしまうこともあるでしょう。
私も、一次面接で打ち解けたのに、二次や最終で落ちた経験は何度もあります。
「採用のコスト」をかけたくない企業
さらに、採用活動にお金や時間をかけたくないという企業も、一次面接でその場で合格を出すことがあります。
こうした企業では、コスト削減のために書類選考も形式的で、面接もわずかな時間で済まされることが多いです。
採用にコストをかけない企業は、教育体制が整っていないため、入社しても雑に扱われてしまうでしょう。
私も、一次面接で面接官の対応が事務的だった場合は、怪しいと考えて避けてきました。
・一次面接の「その場で合格」する怪しい企業の特徴：人手不足の企業、面接官の好みで採用する企業、採用コストをかけたくない企業。
「その場で合格」する一次面接に必要なこと
より良い企業から一次面接の「その場で合格」を得るためには、自分の『強み』を反映した志望動機が必要です。
まずは、企業が一次面接に呼んで「ぜひ会ってみたい」と思える書類を用意することが第一歩なのです。
実際の面接では、その志望動機をもとに一貫性のある回答をすることで、その場で合格することも十分あり得ます。
私も、自分の『強み』を反映した志望動機で面接官の関心を引き、一次面接の場でそのまま内定をもらった経験があります。
・一次面接で「その場で合格」する⇒自分の『強み』を反映した志望動機を作成する。
「その場で合格」する志望動機の作り方（※重要）
一次面接で「会ってみたい」と思わせ、その場で合格につながる志望動機の作成法を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
８割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。
つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者が「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で分かりました。また、９割が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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最強の志望動機をつくる【２つの方法】
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「その場で合格」する一次面接の志望動機例
志望動機をつくる２つの方法で作成した、一次面接の「その場で合格」する志望動機の例文を紹介します。
自分の『強み』を反映した志望動機を作成するポイントは、以下の通りです。
【１】「強み」を発揮した経験を転職理由で述べる。
【２】「強み」が活かせる応募企業の特徴を挙げる。
【３】「強み」で貢献できることをマッチングで示す。
志望動機の例文（～一次面接その場で合格～）
自己分析で分かった強み：状況適応力
私は住宅設備メーカーで法人を中心に設備導入の提案営業を担当してまいりました。導入時期や予算が異なる中で顧客の状況に応じた製品提案を行い、信頼関係を築いてきました。今後は個人のお客様に対して、より幅広く住まい全体のご提案をしたいと考えるようになり転職を決意いたしました。
貴社は紹介後のアフターフォローなど入居者の目線に立った賃貸物件のご提案をされており、営業担当者の提案力が契約率に直結する点に大きなやりがいを感じております。
これまでに培った営業経験を活かし、お客様一人ひとりに合った物件提案に尽力することで契約率の向上につなげ、貴社のさらなる発展に貢献したいと考え志望いたしました。
※住宅設備メーカー（法人営業職）⇒ 不動産会社（賃貸仲介営業職）への転職
「その場で合格」した私の転職面接の体験談
私も転職活動のなかで、一次面接の「その場で合格」を経験したことが何度かあります。いずれも中規模程度の企業でした。
ある企業では、一次面接にもかかわらず、採用担当者に加えて社長や部長まで同席し「内定承諾書にサインしてほしい」と求められました。
このような企業には、人材が集まりにくい、あるいは経営状態が芳しくないといった共通点がありました。
だからこそ、一次面接でその場採用を打ち出し、求職者をなるべく早く確保しようとしていたのだと思います。
つまり、一次面接で「その場で合格」する背景には、前向きな理由だけでなく、こうした消極的な事情がある企業も存在します。
一方で、私が本当に入りたいと思っていた企業でも、一次面接のその場で内定をいただいたことがあります。
そうした企業に共通していたのは、事前準備を徹底し、完成度の高い志望動機を持って面接に臨んでいたことでした。
一次面接で「その場で合格」を目指すなら、まずは志望動機を徹底的に作り込むことで面接の手応えをつかむことがカギなのです。
転職成功テクニック
一次面接で「その場で合格」になることに加えて、ホワイト企業の内定を勝ち取る転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
実は、私も含め転職成功者の32％は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。
しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール
面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。
アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ
以上、一次面接で「その場で合格」になる特徴と本当に怪しい面接を見分ける方法、さらに強みを反映した志望動機の作成法を解説しました。
・「その場で合格」する一次面接の大きな特徴は、書類の評価が高い、回答の一貫性と想定以上の面接対応、決裁権を持った面接官が担当したとき。
・「その場で合格」する本当に怪しい一次面接の見分け方は、人手不足、面接官の好みで採用する、採用コストをかけたくない企業に注目すること。
・「その場で合格」する一次面接には、自分の強みを反映した志望動機を作成することが必要。
・「その場で合格」する志望動機は、無料自己分析ツールで分かった強みをもとに作成する。
・「その場で合格」する一次面接の志望動機を作成するポイントは、強みを発揮した経験を転職理由で述べる、強みが活かせる応募企業の特徴を挙げる、強みで貢献できることをマッチングで示すこと。
・転職成功テクニックを活用すれば、ホワイト企業の内定を得やすくなります。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
