
転職活動で「書類選考」に通らないから落ち込む…

自分の『強み』を土台に志望動機を作成すればOK。
「書類選考」に通らない…と落ち込むことは、転職活動で必ず経験するものです。私もなかなか面接に呼ばれず悩みました。
実は、書類選考で見られているのは、スキルや経歴そのものではなく、「この人は長く働いてくれそうか」という定着性です。
私は応募書類の顔である志望動機について自分の『強み』を土台に作成し、続々と内定を得られるようになりました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、「書類選考」に通らないから落ち込む人が転職に成功する考え方、かつ書類選考に通過する志望動機の作成法を解説します。
「書類選考」に通らないと落ち込む転職者は多い

マイナビ転職によるエージェント(人材紹介)で内定を得た人のデータによると、「書類選考」の通過率は約30%となっています。
すなわち、書類選考を受けても大体70%は通らないということです。エージェントでなく自分で応募している場合は、さらに高いでしょう。
このように、「書類選考」に通らないと落ち込む転職者は非常に多いため、むやみに悩む必要はないと言えそうです。

私も、自分だけが…と落ち込むことで、転職活動そのものに悪影響が出ていました。
・「書類選考」に通らない⇒約70%
「書類選考」に通らない人ほどやりがちな勘違い

一方で、「書類選考」に通らない人ほどやりがちな勘違いについて押さえておきましょう。
① 「経歴が弱い」から通らない
② 「未経験業種」だから通らない
③ 「応募社数」さえ増やせば通る
④ 「自分が否定された」と受け取る
⑤ 志望動機は「熱意」を書けばいい
① 「経歴が弱い」から通らない
書類選考に落ち続けると、多くの人が真っ先に「自分は経歴が弱いから通らないのだ」と考えてしまいます。
しかし実際のところ、書類選考で落ちる原因は「経歴そのもの」ではなく、「経歴の伝え方」であることが多いです。

このため私は、経歴のなかでどんな強みを身につけ、どう貢献できるかを伝えるようにしました。
② 「未経験業種」だから通らない
未経験業種に応募して書類選考に落ちると、「やはり未経験だからダメなんだ」と感じてしまう人は非常に多いです。
ですが、経験者でも企業に合わないと判断されれば落とされます。未経験だけで落とす企業ばかりではありません。

私が未経験業界や職種を受けたときも、これまでの経験と応募先の仕事を結びつけて伝えれば評価されました。
③ 「応募社数」さえ増やせば通る
書類選考に通らない状態が続くと、「とにかく数を打つしかない」と考え、応募社数を増やすことに意識が向きがちです。
応募社数を増やすことは間違いではありませんが、同じ内容の応募書類を使い回しても、結果は変わりません。

私も通らない原因を特定しないまま何社も応募しましたが、書類選考通過にはつながりませんでした。
④ 「自分が否定された」と受け取る
特に真面目な人ほど、書類選考に落ちるたびに「自分自身が否定された」と感じてしまうことが多いと言えます。
しかし、書類選考に通らないのは採用枠やタイミングなど、企業側のさまざまな要因が重なった結果に過ぎません。

私も当時は、不採用通知を受け取るたびに「自分は必要とされていない」と感じていました。
⑤ 志望動機は「熱意」を書けばいい
「とにかく熱意を伝えれば評価される」と考えてしまい、志望動機に想いだけを書いてしまう人も非常に多いです。
ですが、採用担当者が知りたいのは熱意そのものではなく、自分がなぜその会社を希望するのかといった熱意の根拠です。

私も最初は、気持ちだけを詰め込んだ志望動機で採用担当者に評価されると勘違いしていました。
・「書類選考」に通らない人の勘違い⇒ 経歴が弱い、未経験だから、応募を増やせば通る、否定されたと受け取る、志望動機は熱意だけでいい。
「書類選考」で落ち込む必要なし!定着性の考え方

転職の「書類選考」に通らないから落ち込む人は、長く働けるという定着性を意識することが、転職成功のポイントです。
実際に、厚生労働省の人材サービスに関する要望の調査でも、「入職後、きちんと定着してくれる人を紹介してほしい」が35.8%に達しています。

書類選考の段階で、しっかりと定着性を示しておけば、書類選考も圧倒的に通過しやすくなります。
自分の『強み』で応募書類の志望動機を作成しよう

「書類選考」に通るためには、まず自分の『強み』を土台に志望動機を作成することから始めてください。
自分の『強み』を土台にすることで、経歴や未経験、熱意といった曖昧さにとらわれず、自信を持って書類を書きあげることができます。

私も、自分の『強み』を土台に志望動機を作成することで、複数の企業から内定を得られるようになりました。
・「書類選考」に通らないから落ち込む人⇒自分の『強み』を土台に志望動機を作成する。
「書類選考」で通らない人向けの志望動機の作成法(※重要)

「書類選考」に通らないために落ち込む人へ、自分の『強み』を土台に志望動機を作成する方法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで回答しました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者が「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「書類選考」で通らない人のための志望動機の例文

志望動機をつくる2つの方法に沿って、自分の『強み』を土台とする志望動機の例文を解説します。

「書類選考」に通らない…と落ち込む人こそ、まずは志望動機の作成から始めてみてください。
【1】前職で『強み』を発揮した経験を転職理由で述べる。
【2】『強み』を発揮できそうな応募企業の特徴を述べる。
【3】転職理由と応募企業の特徴を『マッチング』で示す。
志望動機の例文①(※書類選考に通らない人向け)

自己分析で分かった強み:状況適応力
私は〇〇住宅設備で営業を担当しております。お客様のご要望や工期に柔軟に対応し、信頼を得ることで契約に結びつけてまいりました。一方で、現職では導入後にお客様と直接関わる機会が限られるため、より継続的に顧客と関係を築きながら提案力を高められる環境で成長したいと考え、転職を決意しました。
貴社は新車や中古車の販売に加え、アフターサービスを通じて顧客との接点を重ね、信頼関係を重視する営業スタイルを大切にされている点が魅力だと感じています。
私はお客様の生活やご予算に合わせた車種提案や継続的なフォローによって信頼関係を深め、新車販売台数の向上を通じて、貴社の発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
※住宅設備メーカーの営業職→自動車ディーラーの営業職
志望動機の例文②(※書類選考に通らない人向け)

自己分析で分かった強み:バイタリティ(積極性)
私は〇〇ホームセンターで販売を務めております。販売業務に加え、売上向上を目的とした売場づくりにも積極的に取り組み、店舗全体のサービス品質を保つことに努めてきました。今後はお客様一人ひとりに深く関われる環境で、接客力をさらに磨きたいと考えるようになり、転職を決意しました。
貴社ホテルは、ホスピタリティを高めるために職員の接遇スキルを重視し、スタッフ一人ひとりの裁量が大きい点が特徴だと感じています。
私は業務改善やサービス向上に積極的に取り組みながら接遇力を高め、リピート利用率の向上を通じて、お客様に選ばれるホテルづくりに貢献したいと考え、志望いたしました。
※ホームセンターの販売職→ホテリエ(ホテルスタッフ)
志望動機の例文③(※書類選考に通らない人向け)

自己分析で分かった強み:効率化(オーガナイズ能力)
私は〇〇郵便局で後方事務を務めております。日々の定型業務に加え、作業手順を整理して業務効率化を図ることで、窓口担当者を支えてまいりました。しかし、現職では分業化が進んでいるため、より職員同士が連携しながら業務を進める環境で、事務処理能力を高めたいとの想いから転職を決意しました。
貴院は予約管理やレセプト業務のデジタル化を進めるとともに、医療事務を含めたチーム体制で診療を支えている点に惹かれました。
私は医療事務業務の効率化によって正確でスムーズな事務対応を実現し、患者様と医療スタッフ双方にとって利用しやすい環境づくりに貢献したいと考え、志望いたしました。
※郵便局の後方事務職→クリニックの医療事務職
「書類選考」に通らないから落ち込んだ転職体験

私も実際の転職活動において、「書類選考」に通らない状況が続き、落ち込んだ経験が数え切れないほどあります。
当初は、どの企業を受けても面接に呼ばれないため、応募社数を増やし、少しでも経歴を良く見せようと奮闘していました。
さらに、どれだけその企業に入りたいかという熱意を志望動機で強く訴え、採用担当者の心に届く言葉選びを意識していました。
しかしながら、結果として採用どころか書類選考すら通らず、自己否定感ばかりが増していったことを覚えています。
そんななか、企業を数多く受けるうちに、採用担当者が入社後の定着性を重視していることを強く実感しました。
そこで、書類選考の段階から、いかに定着性を意識して企業側に入社意欲を伝えられるかを考えるようになりました。
その結果、自分の『強み』を土台に志望動機を書くことに行き着き、書類選考も次第に通過できるようになりました。

皆さんも落ち込みから抜け出すために、まずは自信を持って伝えられる志望動機を書くことから始めてみてください。
まとめ

以上、「書類選考」に通らないから落ち込む人が転職に成功する考え方と、書類選考に通過する志望動機の作成法を解説しました。
・「書類選考」に通らない割合は約70%となっており、落ち込む必要はない。
・「書類選考」に通らない人ほどやりがちな勘違いとして、未経験だから、応募を増やせば通る、否定されたと受け取る、志望動機は熱意だけでいいといったものがある。
・「書類選考」では定着性を意識することで書類選考が通過しやすくなる。
・「書類選考」に通らない人は、自己分析ツールで分かった自分の『強み』を土台に志望動機を作成する。
・「書類選考」に通る志望動機は、前職で『強み』を発揮した経験を転職理由で述べ、『強み』を発揮できそうな応募企業の特徴を述べ、転職理由と応募企業の特徴をマッチングで示すことがポイント。

みなさんの転職成功を心から祈っております。


