転職面接で「結婚を見据えて」と伝えるコツは?
結婚を見据えているからこそ、一貫性のある志望動機を作成することが面接突破のコツです。
転職面接で結婚を見据えていることをどう伝えるべきか、悩んでいませんか?私も実際に結婚を見据えて転職活動をした経験があります。
結婚を見据えているからこそ、企業の採用担当者は応募者のキャリア志向に一貫性があるかという点に非常に注目しています。
このため、一貫性のある志望動機を作成し、「応募先企業で定着し、長く働ける」ということをしっかり伝えることが面接突破のコツです。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験から転職面接で「結婚を見据えて」と伝えるコツを解説し、一貫性のある志望動機の作成法と例文3選を紹介します。
「結婚を見据えて」と転職面接で伝えるメリット
まず、転職面接で「結婚を見据えて」と伝えるメリットについて考えてみましょう。
「責任感」を示せる
まず、転職面接で「結婚を見据えて」と伝えることで、責任感を示せるというメリットがあります。
結婚によって所帯を持つならば、プライベートにおいても家族の生活を支えなければならない責任が生じます。
このような私生活での責任感がある人材は、仕事においても責任を果たせる信頼できる人だと判断されるからです。
実際に、私も面接で結婚について話した際、「家族を支える立場になるのですね」と言われたことがあります。
「貢献意欲」を示せる
また、転職面接で「結婚を見据えて」と伝えると、貢献意欲を示せるメリットもあります。
結婚を見据えている場合、安定した収入が必要です。そのため、昇進や昇給への意欲が高いと見られる傾向があります。
こうしたいわば出世意欲は、会社に貢献したいという意欲につながります。
私も面接で結婚について話したことで、貢献意欲が評価され、給与交渉で有利になった経験があります。
「定着性」を示せる
さらに、転職面接で「結婚を見据えて」と伝えることで、定着性を示せる大きなメリットがあります。
企業の採用担当者にとって最も不安なことは、早期退職されることです。これは、当サイトで実施したアンケート調査でも明らかになっています。
結婚し、責任感や貢献意欲がある人材ほど、早期退職のリスクが低く定着性があると評価されやすいです。
私も数多くの面接を通じて、採用担当者が定着性を重視していることを肌で感じてきました。
・転職面接で「結婚を見据えて」と伝えるメリット:責任感、貢献意欲、定着性を示せること。
「結婚を見据えて」と転職面接で伝えるデメリット
一方で、転職面接で「結婚を見据えて」と伝えることにはデメリット(落とし穴)もあります。
「女性」の退職リスク
転職面接で「結婚を見据えて」と伝える場合、特に女性の場合は退職リスクを疑われる可能性があります。
結婚後の出産や育児に伴う休暇や退職の懸念が生じるため、女性の場合は結婚について話すことが不利に働くこともあります。
そのため、仕事と家庭を両立できることや、具体的なキャリアプランを事前に用意することが肝心です。
女性の場合は、余計な心配を与えないために結婚について話さないことも検討した方が良いでしょう。
「労働条件」がある場合
転職面接で「結婚を見据えて」と伝える場合、転勤などの労働条件がある企業ではデメリットになる可能性があります。
転勤や労働時間など、結婚によって企業の労働条件に制約を与えるように見られると、柔軟性のない人材として敬遠されるからです。
このため、もし労働条件について質問された場合は、柔軟に対応できる姿勢を示した方が良いでしょう。
私も結婚による転勤について質問された時は、対応できることをしっかり説明しました。
「キャリア志向」を疑われる
転職面接で「結婚を見据えて」と伝える最大のデメリットは、キャリア志向を疑われることです。
結婚について話すことで家庭を優先する印象を与え、仕事への熱意やキャリアに対する意欲が低いと見られるからです。
そのため、結婚について話す際には、必ずキャリアに対する一貫した態度を伝えることが大切です。
私も面接で結婚について話した際は、キャリアを中心にした志望動機を作り込み、熱意をアピールしました。
・転職面接で「結婚を見据えて」と伝えるデメリット:女性の退職リスク、労働条件がある場合、キャリア志向を疑われること。
「結婚を見据えて」は一貫性のある志望動機に追記
転職面接で「結婚を見据えて」と伝える場合、一貫性のある志望動機を作成することが面接突破のコツです。
最初に一貫性のある志望動機を用意しておけば、最大のデメリットであるキャリア志向への疑いを払拭できるからです。
また、志望動機で採用担当者の信頼を得ることで、企業に定着して長く働けることを先に示すことができます。
私も一貫性のある志望動機でキャリア志向をしっかりと示し、難関企業から内定を得ることができました。
・「結婚を見据えて」⇒キャリアに一貫性のある志望動機に追記する。
「結婚を見据えて」の志望動機のつくり方(※重要)
転職面接で「結婚を見据えて」いることを伝えるため、一貫性のある志望動機の作成法を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めていることが企業アンケートで判明しています。
つまり「強み」が反映されないと、いつまでも採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割の面接官は「自己分析済」かを見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
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「結婚を見据えて」を含む志望動機の面接例文3選
志望動機をつくる2つの方法で書いた志望動機に、「結婚を見据えて」いることを含む転職面接の例文3選を紹介します。
「結婚を見据えている」ことを含める際は、以下のポイントに気をつけてください。
志望動機例文①(※「結婚を見据えて」を含む)
自己分析で判明した強み:状況適応力
私は不動産会社で賃貸仲介営業を務めております。学生やファミリー層など、お客様の状況に応じて最適な物件を提案し、契約につなげてまいりました。しかし、賃貸仲介営業では既存の物件から提案することが中心であるため、お客様の将来設計を踏まえた、より幅広い住まいづくりに携わりたいという思いが強くなり、転職を決意いたしました。
貴社は、工務店として自社開発の住宅設備を備え、高品質な資材を活用し、お客様の希望に応じた長く住める家づくりに注力されている点に感銘を受けました。
貴社であれば、お客様の生活や将来設計に合わせた柔軟な住宅提案を通じて信頼関係を築き、契約率を高めるとともに、貴社のさらなる発展に貢献できると考えて、志望いたしました。
また、現在結婚を見据えて転職活動をしているため、自身の家庭を支える責任感を持つのと同様に、貴社での住まいづくりにも強い責任感を持ち、お客様が安心して長く暮らせる住環境を提案する営業を心掛けたいと考えております。
※不動産会社賃貸仲介営業職から工務店営業職への転職
志望動機例文②(※「結婚を見据えて」を含む)
自己分析で判明した強み:協調性
私は自動車ディーラーで販売を担当しておりました。他の販売スタッフや整備スタッフと協力しながら、接客や納車前後のフォローを行い、売り上げに貢献してまいりました。しかし、販売目標の達成が最優先される環境の中で、より職員同士がチームで仕事に取り組む機会が多い職場で、接客スキルを磨きたいとの思いから転職を決意いたしました。
貴社ホテルでは、観光案内サービスや接遇研修の徹底によって顧客対応力を高めるとともに、フロントや客室係など、職員同士が連携して仕事に取り組む文化が根付いていると伺いました。
私は前職の販売経験を活かしながら、職員全員がチームとして接遇に当たる環境でホスピタリティを追求し、お客様満足度の向上と貴社ホテルのさらなる発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
また、結婚を見据えて転職を考える中で、貴社のように職員がチームで協力して業務に取り組む環境で長く働きながら、自身の人生設計を組み立て、接遇スキルを磨くことで自己成長を図っていきたいと考えております。
※自動車ディーラー販売職からホテリエへの転職
志望動機例文③(※「結婚を見据えて」を含む)
自己分析で判明した強み:サポート力
私は医療機器メーカーで営業事務を務めております。顧客情報の管理や見積書の作成を通じて、営業担当者の製品提案をサポートし、部内で評価されてまいりました。しかし、現職では日々の業務が社内中心であるため、今後は患者様と直接関わる環境で事務処理能力をさらに高めたい思いが強くなり、転職を決意いたしました。
貴院は、患者満足度の向上を目指し、予約管理システムの刷新や電子カルテの導入を進め、職員が助け合う環境づくりに力を入れていると伺いました。
私は、患者様の予約やお問い合わせに迅速かつ丁寧に対応し、医療スタッフが診療に専念できるよう力強くサポートすることで、貴院の患者満足度の向上に貢献したいと考え、志望いたしました。
今回、結婚を見据えて仕事を探すなかで、貴院のように職員同士が助け合う風土の職場であれば、女性としての視点や配慮を活かし、仕事と家庭の両立を大切にしながら、バランス良く働くことができると考えております。
※医療機器メーカー営業事務職からクリニック医療事務職への転職
「結婚を見据えて」と伝えた私の転職面接の体験談
私も転職活動中の面接で、「結婚を見据えている」と伝えたことが実際に内定につながった経験があります。
ある企業の一次面接で希望勤務地や家族について聞かれ、「将来的に家庭を持ちたい」と答えたことがきっかけで、面接が盛り上がりました。
面接は1時間以上に及び、面接官に「結婚して家庭がある方は信頼できる」と言われたことが特に印象深かったですね。
この経験を通じて、特に最終面接では結婚を見据えていることを積極的に伝えたことで、内定につながったと実感しました。
一方で、採用担当者は家庭や結婚についてだけでなく、それが仕事への成長意欲やキャリア志向にどう結びつくかを重視していることも事実です。
そのため、結婚を見据えるうえで、責任感や信頼感をどのように仕事に活かせるのかを考えることが大切です。
キャリアのために結婚や家庭への責任を軽視するのではなく、結婚だけに偏ってキャリア志向を疑われないよう、バランスを取る必要があるのです。
このため、まずはキャリアに一貫性を持たせた志望動機を作成し、採用担当者の信頼を得ることから始めてください。
転職成功テクニック
転職面接で「結婚を見据えて」いることを伝えるコツに加えて、転職成功テクニックもぜひお試しください。
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「家族のための転職」を面接でアピール
この記事で解説した「結婚を見据えて」を含め、家族のために転職することをアピールする方法を紹介しています。
まとめ
以上、私の経験から転職面接で「結婚を見据えて」と伝えるコツと、一貫性のある志望動機の作成法について解説しました。
・「結婚を見据えて」いると転職面接で伝えるメリットは、責任感、貢献意欲、定着性を示せること。
・「結婚を見据えて」いると転職面接で伝えるデメリットは、女性の退職リスク、労働条件がある場合、キャリア志向を疑われること。
・「結婚を見据えて」いることは、キャリアに一貫性のある志望動機に追記する。
・「結婚を見据えて」いると伝えるため、自己分析ツールで分かった強みをもとに一貫性のある志望動機を作成する。
・「結婚を見据えて」いることを伝えるポイントは、応募者の強みをもとに志望動機を作成する、志望動機後半で結婚を見据えていることを述べる、結婚が応募企業に与えるメリットを強調して述べること。
・転職成功テクニックを使い、内定を目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。