
「働きやすい環境」が志望動機ならどう書く?

まずは建前の志望動機を用意し、「働きやすい環境だから力を発揮できる」と面接で示しましょう。
「働きやすい環境」を志望動機に書く方法が分からない…と悩んでいませんか?私も働きやすさを求めて転職した経験があります。
ただ、「働きやすい環境」はあくまで応募者側の視点。企業に「この人なら、うちの環境で活躍できそう」と思わせることが肝心です。
私はまず建前の志望動機をしっかり作り、「働きやすい環境」を求めているという本音は面接で伝えて内定を得ました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験から「働きやすい環境」が志望動機の面接例文3選と、採用される志望動機の作成法を紹介します。
「働きやすい環境」のアンケート調査結果

当サイトで一般企業の採用担当者100名に「働きやすい環境」という志望動機の印象について独自アンケート調査を実施しました。
「働きやすい環境」が志望動機の印象は? | |
---|---|
大変良い | 13% |
良い | 16% |
どちらでもない | 53% |
悪い | 15% |
その結果、「どちらでもない」という回答が約半数を占めました。他は、「良い」「悪い」とも分散する結果になりました。
働きやすそう…という安易な気持ちの求職者に、採用担当者は悪印象を抱くのでしょう。

「働きやすい環境」を志望動機に書く際は、企業の立場に立ち、自分を採用するメリットを伝える必要があります。
「働きやすい環境」が志望動機の人の割合

「働きやすい環境」という志望動機は、採用につながりにくい
一般に「働きやすい環境」とは、適切な労働時間やワークライフバランスが整っている職場のことを指します。
リクナビの退職理由に関する本音アンケートでは、「労働時間・環境が不満だった」が14%で第2位でした。
しかし、単に「働きやすい環境を求めている」と伝えるだけでは、採用につながりにくいです。

企業に「自己中心的な印象」を与えてしまうからです。
・適切な労働時間
・ワークライフバランス
本音(働きやすい環境)と建前(キャリアアップ)を使い分ける

同調査では、約38%が「働きやすい環境」という本音ではなく、「キャリアアップ」の志望動機を書いて転職に成功しています。
つまり、志望動機そのものは、「キャリアアップ」など企業に採用するメリットを示す方が圧倒的に採用されやすいのです。
とはいえ、「働きやすい環境を求めている」という本音を捨てる必要はありません。

私は本音(働きやすい環境)と建前(キャリアアップ)を使い分けました。
・建前⇒キャリアアップ
・本音⇒働きやすい環境
「働きやすい環境」は面接で伝えれば良い

本音として「働きやすい環境」を求めていることは、面接で伝えれば良いです。
私は建前(キャリアアップ)の志望動機を書いて採用メリットを示し、面接で本音を話すことで内定を得ました。
採用担当者は本音と建前を見抜けるので、それを悪く受け取ることはありません。

むしろ、本音と建前を使い分ける力は、入社後も必要だからです。
・建前(キャリアアップ)⇒主な志望動機
・本音(働きやすい環境)⇒面接で伝える
「働きやすい環境」の志望動機のつくり方(※重要)

面接で「働きやすい環境」という本音を伝えるため、まずは建前(キャリアアップ)の志望動機を作成する方法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」があります。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の企業が「自分の強みを理解している志望動機」を求めていることがアンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で回答しました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機が書けます。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職しました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIで書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「働きやすい環境」の志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法で建前の志望動機を書いたら、面接で「働きやすい環境」を求めていると伝えましょう。

ここからは、面接で本音(働きやすい環境)を伝えるタイミングとポイント、そして実際の志望動機例文3選を紹介します。
①建前(キャリアアップ)の志望動機のあと
②面接官に具体的な転職理由を聞かれたとき
①今の仕事には「やりがい」をもっている
②「労働環境悪化」により転職を決意した
③入社後に「強みを発揮」して貢献したい
④本音は「転職理由のひとつ」に過ぎない

当社を「志望した理由」は何ですか?
【1】不動産会社営業職からの転職(※本音:働きやすい環境が良い)
私は現在不動産会社の営業職を担当しています…(中略)以上の理由で貴社を志望しました。
なお、現職において、予算や立地条件を考慮し顧客の理想的な住まいを見つける業務には大変やりがいを感じています。しかし人手不足により、営業チームは限られた人員で対応する必要があり、結果として長時間労働が発生し、顧客対応における気配りが難しくなりました。そのため、新しい環境で、更なる顧客満足度を追求したいと考えたことも転職を決めた理由です。
【2】靴メーカーの販売職からの転職(※本音:働きやすい環境が良い)
私は靴メーカーで販売職をしています…(中略)以上の理由で貴社を志望しました。
私はお客様が来店された際に、歩き方や好みなどを考慮して他の商品の提案につなげ、結果的に売上に貢献してきました。このような販売手法にやりがいを感じていますが、現職では営業時間の延長や売上目標の過度な設定により、通常の販売業務にも支障が出ることがありました。新しい環境で、自身の能力と成果を十分に発揮したいという思いもあり、転職を決意しました。
【3】信用金庫後方事務職からの転職(※本音:働きやすい環境が良い)
私は現在信用金庫で後方事務職として働いています…(中略)以上の理由で貴社を志望しました。
現職では融資審査や顧客の財務分析などの専門業務に取り組むことで大きなやりがいを感じています。しかし、個人業務が主体でチームでの協力が少ないため、労働時間が長くなり、業務の効率化が図れていません。より業務を分担し連携することで、お客様の利便性を向上させ、専門性を発揮しながら効率的かつ正確な業務を遂行できる環境で力を発揮したいと考えたことも、転職を決意した理由です。

建前(キャリアアップ)の志望動機があることで、「働きやすい環境」を求めている本音が伝わりやすくなりました。
「働きやすい環境」と私の転職活動体験談

「働きやすい環境」を求めるのは、誰しもが望むことです。ただ、働きやすい環境は単に労働条件だけで決まるものではありません。
例えば、転職先で力を発揮して良好な人間関係を築けるかどうかも、働きやすさに大きく関係してきます。
だからこそ、自分の強みをしっかりアピールし、本当に自分に合った職場を見つけることが何より大切なんです。
私も志望動機で、自分の強みを伝えることに力を入れてきました。強みを活かせる職場なら、自然と働きやすい環境につながるからです。
実際、私も自分の強みや適性を活かせる企業に転職でき、「ここで働きたい」と心から思える環境に出会うことができました。

働きやすい環境を見つけるために、自分の強みをもとにした建前の志望動機づくりから始めてみてください。
転職成功テクニック

「働きやすい環境」の志望動機に対策できたら、ホワイト企業入社を叶える転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の経験から「働きやすい環境」が志望動機の面接例文3選と、採用される志望動機の作成法を解説しました。
・「働きやすい環境」を求める転職希望者は非常に多いですが、そのまま志望動機として伝えると、自己中心的な印象になりやすく、採用内定につながりにくいと言えます。
・「働きやすい環境」を志望動機にする場合は、面接で伝えるのがベストです。そのうえで、建前(キャリアアップ)の志望動機を用意し、本音と建前を使い分けましょう。建前があるからこそ、本音も理解されやすくなります。
・「働きやすい環境」という本音の志望動機を伝える際は、現職・前職でのやりがいを先に述べ、その後に職場環境が原因で長時間労働になっていることを説明するのがおすすめです。
・「働きやすい環境」という本音とは別に、建前の志望動機は自己分析ツールを活用し、自分の強みを反映させて書きましょう。私が実践した方法もぜひ参考にしてみてください。
・転職成功テクニックを活用して、採用内定へ一歩近づきましょう。

みなさんの転職成功を心から祈っております。