
「責任を持って仕事に取り組む」ことを企業に伝える方法は?

自分の『強み』を活かして責任を果たせることを伝えましょう。
「責任を持って仕事に取り組む」ことを企業にどう伝えるか悩んでいませんか?私も責任について面接で話した経験があります。
しかし、ただ漠然と自分の責任感を主張するだけでは、企業の採用担当者を納得させることはできません。
私は、自分の『強み』を活かして責任を果たせることを志望動機に書くことで、企業に定着性を伝え、内定につなげました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2,024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝える方法と、実際の志望動機の作成法について私の経験を交えながら解説します。
「責任を持って仕事に取り組む」とは?企業が求めること

まず、一般に企業が責任を持って仕事に取り組む人を求めている理由について解説します。
・仕事を最後までやり遂げる。
・課題にも主体的に動ける。
・良好な人間関係を築ける。
・失敗を認めて改善できる。
・企業に定着して長く働ける。
仕事を最後までやり遂げる
企業の採用担当者は採用にあたり、任せた仕事を最後まできちんとやりきる力があるかという点を重視します。
途中で投げ出さず自分の役割を全うできる人は、企業の利益につながるだけでなく、信頼感も高まるからです。

私も責任を持って仕事に取り組む姿勢を示す際は、「やりきる力」を意識してアピールするようにしていました。
課題にも主体的に動ける
また、責任を持って仕事に取り組む人は、困ったことが起きたときに人任せにせず、自ら動いて解決しようと考えます。
仕事がうまくいかないときに自分から主体的に動ける人は、成長意欲があると見なされやすいです。

私も前職で課題について聞かれたときは、いかに主体的に動いたかを具体的に説明していました。
良好な人間関係を築ける
責任を持って仕事に取り組む人は、周りの人を大切にする傾向が強いため、良好な人間関係を築けると見られやすいです。
企業が求めているのは、単に優秀な人ではなく、周囲と協力しながら前向きに仕事を進められる人だからです。

私も面接の段階では、相手の立場を考えて話すように意識していました。
失敗を認めて改善できる
責任を持って仕事に取り組む人は、うまくいかなかったときも言い訳をせず、次の改善につなげる働き方ができます。
企業は、完璧な人を求めているわけではありません。それよりも、たとえ失敗をしても次に活かせる人を高く評価します。

私も失敗体験を聞かれたときは、正直に話したうえで、その後どう改善したかを印象付けるようにしていました。
企業に定着して長く働ける
最後に、責任を持って仕事に取り組む人ほど、より安定的に企業に定着して長く働く傾向があると言えます。
企業の採用担当者にとって定着性のある人はとても安心できる存在です。早期退職につながらないと感じられるからです。

私も転職活動を通して、企業の採用担当者が早期退職を警戒していることを実感しました。
・責任を持って仕事に取り組む人を求める理由:やり遂げる力、主体性、協調性、改善力、定着性があるため。
「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝える際の注意点

「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝える際は、あわせて定着性を強くアピールすることを意識しましょう。
厚生労働省の人材サービスに関する要望調査でも、「入職後、きちんと定着してくれる人を紹介してほしい」との回答が35.8%に達しています。
つまり、責任感だけではなく、企業に定着して長く働ける根拠を伝えなければ、採用担当者の納得は得られません。

企業は採用活動に多くのコストをかけており、早期退職となれば大きな損失になるからです。
・「責任を持って仕事に取り組む」と伝える注意点:定着して長く働ける根拠を伝える。
「責任を持って仕事に取り組む」ことができる根拠を示す

「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝えるときは、自分の『強み』を活かして責任を果たせると志望動機に書きましょう。
『強み』という自分だけの具体的な根拠を挙げることで、責任感という言葉にも説得力を持たせることができます。
さらに、履歴書や面接冒頭の志望動機として伝えることで、「この人材は定着性がある」と印象付けることができます。

私も、自分の『強み』を活かして責任を果たせる姿勢を示した結果、企業から信頼を得て内定につなげました。
・自分の『強み』を活かして責任を持って仕事に取り組むと志望動機に書く。
「責任を持って仕事に取り組む」と伝える志望動機作成法(※重要)

「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝えるため、自分の『強み』をもとに志望動機を作成する方法を紹介します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケート調査で分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で分かりました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

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「責任を持って仕事に取り組む」を含む志望動機の例文3選

志望動機をつくる2つの方法で書いた、「責任を持って仕事に取り組む」ことを含む志望動機の例文3選を紹介します。

志望動機作成ポイントを踏まえつつ、実際に例文を書いてみてください。
【1】現職・前職で強みを活かして取り組んだ業務の経験を「転職理由」で示す。
【2】自分の強みを活かしながら取り組めるような「企業の特徴」を挙げて示す。
【3】「マッチング」で強みを活かして責任を持って仕事に取り組む姿勢を示す。
志望動機の例文①(責任を持って仕事に取り組む)

自己分析で分かった強み:状況適応力
私は不動産管理会社で営業を担当しております。オーナー様と入居者様のご要望に合わせて空室対策や入居者対応など幅広い業務を担当してきました。一方で、管理業務だけでなく、お客様の理想の住まいを一から形にする提案型の仕事に挑戦したいと考え、転職を決意しました。
貴社はデザイン性と耐久性を両立した注文住宅を提供されており、お客様一人ひとりに寄り添う住宅づくりに徹していることに感銘を受けました。
私はお客様に合わせた柔軟な営業に努め、責任を持って仕事に取り組むことで信頼される営業担当者を目指し、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産管理会社の営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機の例文②(責任を持って仕事に取り組む)

自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)
私は百貨店で紳士服の販売を担当しておりました。お客様へのコーディネート提案や使用用途に合わせた気配りの行き届いた接客を心がけ、店舗売上に貢献しました。今後は多様なお客様に接し、より接客力を発揮できる環境に挑戦したいと考え、転職を決意しました。
貴社ホテルは国内外の幅広いお客様をお迎えし、心を込めたおもてなしを企業理念として高品質なサービスを提供されております。
私はきめ細かな接遇力を活かしながら、常に責任を持って仕事に取り組み、リピート利用率を高めることで貴社ホテルの発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※百貨店販売員からホテルスタッフ(ホテリエ)への転職
志望動機の例文③(責任を持って仕事に取り組む)

自己分析で分かった強み:バイタリティ(積極性)
私は郵便局で後方事務を担当しております。郵便物の仕分けやデータ入力に加え、繁忙期には積極的に窓口応援を行うことで、職場全体の業務効率化に貢献しました。後方事務にとどまらず、より人と直接関わる環境で事務処理能力を高めたいとの思いから転職を決意しました。
貴院は予約システムの改善やオンライン診療の導入を通して待ち時間の短縮を進め、患者満足度向上を目指していると伺いました。
私は積極的に業務効率化を進め、責任を持って仕事に取り組むことで医療スタッフの負担を減らし、貴院の患者満足度向上の実現に寄与したいと考えて志望しました。
※郵便局の後方事務職からクリニック医療事務職への転職
「責任を持って仕事に取り組む」を伝えた私の転職体験談

私は過去の転職活動の書類や面接において、「責任を持って仕事に取り組む」という思いを伝えた経験があります。
責任を持って仕事ができる人が信頼されるということは、前職でも痛感していたため、転職でも活かせると考えたからです。
しかし、実際に志望動機や面接回答を考えて選考に臨んでも、当初は採用担当者の心に刺さることはありませんでした。
それもそのはずで、採用担当者は私の前職での働きぶりを知らないため、「責任感」と言われても根拠が伝わらないからです。
特に、早期退職を避け、長く働いてほしいと考える企業が多い中で、応募者が信頼できる人材かどうかは極めて重要です。
そこで私は、責任の根拠として、自分の『強み』を活かせる職場であることを志望動機の中でアピールしました。
また、自分の『強み』を言語化して志望動機に盛り込むことで、企業側が採用後のイメージを持ちやすくなるよう工夫しました。

皆さんも、まずは自分だけの『強み』をもとに志望動機を作成し、責任を持って仕事に取り組む姿勢を同時に伝えてみてください。
まとめ

以上、「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝える方法と志望動機の作成法について私の経験を交えながら解説しました。
・「責任を持って仕事に取り組む」ような人を企業が求める理由は、やり遂げる力、主体性、協調性、改善力、定着性があるから。
・「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝える際の注意点は、定着して長く働ける根拠を伝えること。
・「責任を持って仕事に取り組む」ことができる根拠を示すため、自分の『強み』を活かして責任を持って仕事に取り組むと志望動機に書く。
・「責任を持って仕事に取り組む」ことを伝えるため、自己分析ツールで分かった『強み』をもとに志望動機を作成する。
・「責任を持って仕事に取り組む」を含む志望動機の作成ポイントは、現職・前職で強みを活かして取り組んだ業務の経験を転職理由で示し、自分の強みを活かしながら取り組めるような企業の特徴を挙げ、マッチングで強みを活かして責任を持って仕事に取り組む姿勢を示すこと。

みなさんの転職成功を心から祈っております。



