転職の一次面接の通過率はどのくらい?
通過率が低いときにできる対策はある?
一次面接の通過率は一般的に30%前後。ビジネスマナーを身に付け、採用担当者に「役員や社長に推薦できる人材」と思わせれば通過率は爆上がりしますよ。
書類選考には通過しても一次面接に落ちてしまう…。私も転職活動中によく悩んでいました。
転職における一次面接の通過率は、企業によってバラバラです。しかし、一般的には30%前後と言われています。
高倍率な人気求人になるとさらに低いでしょう。しかし、一次面接の通過率を引き上げる対策は意外と簡単に実践できます。
中堅企業の平社員から就職倍率1000倍(2024名エントリー採用2名)の超ホワイト企業への転職に成功したがっくんです。実績のない人でも採用されるための転職成功ノウハウを日々発信しています。
この記事では、転職(中途採用)の一次面接の通過率の現状と私の経験をもとに一次面接通過率を爆上げさせる方法を解説し、採用される志望動機の作成法もご紹介します。
「転職の一次面接の通過率」は一般的に30%程
中途採用の一次面接の通過率は一般的に30%前後です。以下のような理由で、この数字に収まっています。
・募集人員が少ないから
・応募書類を再確認されるから
・採用内定率が5%程度だから
【1】募集人員が少ないから(転職一次面接通過率が30%の理由)
一次面接の通過率が30%前後となるのは、新卒とは異なり、中途採用では募集人数そのものが少ないことが要因です。
また、求められる人材について、即戦力となる経験やスキルに加え、会社に「中途入社」してもなじめる人柄かが重視されます。
このため、選考基準が厳しくなるのが現状です。
【2】応募書類を再確認されるから(転職一次面接通過率が30%の理由)
中途採用の一次面接の通過率は、特に人気企業で低くなる傾向があります。そもそもの倍率が高いことが一番の要因ですが書類の見直しという要因もあります。
人気求人には多くの応募が集まります。企業も書類選考の段階にひとつひとつの書類をじっくり吟味する時間はありません。面接に呼んでから、改めて書類を見直すこともあります。
応募者の書類をよくよく精査すると問題があったというケースもあり得ます。私も面接の段階で書類を見直されたと感じた経験があります。
一次面接に呼ばれたからといって「書類は完璧」と思い込むのではなく応募書類は常に改善する意識をもちましょう。
応募書類とは履歴書、職務経歴書、志望動機書等です。
応募書類でもっとも重要な志望動機の書き方は後半で解説しています。
【3】採用内定率が5%程度だから(転職一次面接通過率が30%の理由)
マイナビエージェントの調査によれば、中途採用の採用内定者は応募者のうちわずか5%程度です。候補者を絞るための一次面接の通過率が30%前後となるのは自然です。
また、一次面接あるいは二次面接後の最終面接では一次や二次面接よりも高い内定率になっています。
私も、一次面接よりも最終面接の方が通過率が良いと感じた経験があります。
一次、二次面接でいかに自分の魅力を認識してもらい最終面接につなげるかが大変重要です。
「転職の一次面接の通過率」が低い原因と対策
「中途採用の一次面接の通過率」が低くなる原因と対策について解説します。
パーソルキャリア株式会社(doda運営)のアンケート調査では、中途採用の面接選考で採用担当者が「最も重視するポイント」は以下の通りです。
・第一印象
・受け答えの仕方
・誠実さ・素直さ
・身だしなみ
書類上で分からないこれらのポイントが面接で重視されているようです。中途採用の一次面接の通過率は、これらのポイントを押さえなければ通過率は大幅に下がります。
【1】第一印象(転職の一次面接の通過率に影響するポイント)
「第一印象」とは、応募者の外見も含めて人柄や熱意によって判断される人物評価全般です。
当サイトの調査でも、志望動機と第一印象が同じ応募者に対して採用担当者は良い印象を抱くことが分かりました。
志望動機と「第一印象」が同じ応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 65% |
良い | 23% |
どちらでもない | 12% |
悪い | 0% |
第一印象は、応募者それぞれが持っている雰囲気など、つかみどころがハッキリしないものと対策できるものに分かれます。
対策できることが大半で、まずはビジネスマナーを身に付けておくことが最低限必要かつ最も有効な方法です。
そのうえで志望動機で「応募企業で長く働く定着性を示す」ことが第一印象を向上させるポイントです。
この「定着性」の重要性と志望動機の書き方は後半で解説しています。
【2】受け答えの仕方(転職の一次面接の通過率に影響するポイント)
面接では、質問されてから回答が完了するまでの間、特に以下のような態度に注意します。
・視線が泳ぐ
・声が小さい
・回答が長すぎる
このような態度は「受け答えの仕方が悪い」と評価され、中途採用の一次面接の通過率を下げる原因になります。
私も転職活動当初は、自分の志望動機や転職理由をはっきり言語化できず、それが面接での挙動に悪く影響していました。
志望動機をしっかりつくりこめば、緊張が和らぎ、自信をもった受け答えができるようになります。
【3】誠実さ・素直さ(転職の一次面接の通過率に影響するポイント)
面接における質疑応答では、特に以下の点に注意します。
・待遇面を気にし過ぎている
・言い訳をする
・逆質問が多い、長い
このような態度が見受けられると、「誠実さ・素直さ」がないと評価され中途採用の一次面接の通過率を下げる原因になります。
給与や休日といった待遇面の話では自己主張を抑え、質問する場合には「差し支えなければ」とひとこと添えましょう。
また質問内容が理解できない場合や、経験やスキルで突っ込まれたときに素直に自分の非を認めることも大切です。
企業はあなたの自尊心を理解したうえで、追及されたときに冷静に対応できるかを確認しています。
私の経験談として集団面接で大変長い逆質問をする方がいました。採用担当者が「熱意以前に協調性が無い」と判断する場合もあるので注意が必要です。
面接官はもちろん、関わる人すべてに配慮できるような誠実さが大切です。
【4】身だしなみ
中途採用では身だしなみひとつで一次面接の通過率に影響します。
・ヘアスタイル等
・スーツの着こなし
・清潔感
業界によって適したスタイルは異なるでしょう。しかし、一般的に中途採用ではある程度成熟したビジネスパーソンが求められます。
ヘアスタイルやスーツの着こなしひとつにしても、派手過ぎず地味過ぎないバランスのとれたものが理想です。
私も転職活動を開始した頃、クリーニングが間に合わず、新卒の就活で使ったスーツを着て行ったことがあります。明らかに浮いていました。
さらに共通して必要なのが「清潔感」です。髭、爪の長さ、スーツのしわなど相手を不快にしない配慮を心掛けましょう。
「転職の一次面接の通過率」を爆上げする方法(※重要)
「中途採用の一次面接での通過率」を爆上げするためには定着性のある人材だとアピールすることが極めて有効です。
採用担当への調査で73%の採用担当者が早期退職を最も心配し、96%が早期退職されると自己責任を感じると回答しました。この調査は下記で詳しく解説しています↓↓
したがって、一次面接に対応する採用担当者に早期退職しない定着性のある人材だと示せば、一次面接通過率を上げ、最終面接に進める可能性が高まるわけです。
私の転職経験を踏まえて、「中途採用の一次面接の通過率を爆上げする方法」は以下のとおりです。
【1】志望動機をつくりこむ(※重要)
定着性を示して中途採用の一次面接の通過率を上げる場合、必ず説得力ある志望動機をつくらねばなりません。志望動機は転職活動の『柱』だからです。
志望動機には転職業界が考えた【型】が存在し、この型に当てはめるだけで、面接官に刺さる志望動機は書けます。しかし採用される志望動機に必要不可欠なことがあります。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」
一般企業の調査で8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが分かりました。
つまり強みが反映されていないと、なかなか採用につながらない志望動機を書き続けてしまうことになります。
半数以上の採用担当は『自己分析をしていない応募者』は採用しない
採用担当者への追加調査で半数以上が『自己分析をしていない応募者』は採用しないと回答しました。また9割は面接だけで自己分析しているか見抜けるとも回答しました。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど『自己分析結果』を反映した志望動機さえつくってしまえば面接で何を突っ込まれても絶対にブレない志望動機になります。そもそも、あなたの強みをもとに書くからですね。
私はそのために自己分析してから志望動機を作成することで、実際倍率1000倍の企業にも転職できました。これには以下2つの方法があるので、良かったら試してください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
AIが書いた志望動機例文を貼っておきます。人間が書いたみたいですよね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
【2】若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
【3】「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「転職の一次面接の通過率」私の転職体験談
私は転職活動を始めた当初「中途採用の一次面接の通過率」以前に、面接に呼ばれることすらなく大変悩んでいました。
志望動機や自己PRを改善して、何とか書類選考を通過するようになっても、一次面接で落とされることも多く、落ち込みました。
そこで、企業が求める人材について徹底的にリサーチし、転職エージェントの助言を元に、「定着性のアピール」という結論に行き着きました。
志望動機をしっかりつくり、「定着性」を意識して対策するようになってからは、中途採用の一次面接の通過率は平均して7、8割程度だったと思います。
対策次第で「中途採用の一次面接の通過率」を爆上げすることはできます。
「転職の一次面接の通過率」を上げるテクニック
中途採用の一次面接の通過率を上げるのに有効なその他のテクニックについて解説します。
・トーク力を磨く
・ロールプレイング
・転職エージェント
【1】トーク力を磨く
中途採用の一次面接では、応募者のコミュニケーション能力が重視されます。そのため、面接前にトーク力を磨くことがポイント。
私は鏡の前で練習していました。志望動機や自己PRを簡潔にまとめて反復練習しましょう。
最近はYouTubeで面接対策動画を見たり、面接練習アプリを使用する方も多いようです。
【2】ロールプレイング
中途採用の一次面接の通過率を上げるために、面接練習においてロールプレイングも有効です。転職エージェントなどに依頼して、実際の面接に近い状況で練習します。
私も電話や面談で転職エージェントと繰り返し会話する中で、自分の転職理由や自己PRが明確になり、面接に自信をもって臨めるようになりました。
ロールプレイングも繰り返し反復練習することが大切です。
【3】転職エージェント
転職エージェントの活用は、中途採用の一次面接の通過率を向上させる最も効果的な方法です。ロールプレイングはもちろん、一次面接通過に対する個別アドバイスが貰えます。
エージェントは企業との間にパイプがあり、社内情報に精通しているため、応募する企業の募集背景や求める人物も把握しています。
企業情報を提供してもらうことで応募者に最適化した面接アドバイスができるため、面接の通過率が大きく向上することがあります。
まとめ
以上、中途採用の一次面接の通過率の現状と、一次面接通過率を爆上げして内定を獲得する方法について解説しました。
・「転職の一次面接の通過率」は30%前後です。募集人員が少ない、応募書類を再確認される、採用内定率が5%程度等が要因です。一次面接の対策をして、通過率の高い最終面接に繋げることが重要です。
・「転職の一次面接の通過率」が低い場合は、企業が面接で重視する「第一印象、受け答え、誠実さ、身だしなみ」を見直し、基本的なビジネスマナーを身に付けてください。
・「転職の一次面接の通過率」を爆上げするためには企業に「定着性」をアピールすることが有効です。まずは志望動機をしっかりと作りこんでください。
・「転職一次面接の通過率」を上げるには「トーク力を磨く、ロールプレイング、転職エージェント」を活用してください。通過率が飛躍的に良くなります。
みなさんの転職成功を心から祈っております。