転職面接で「働く上で大切にしていること」を聞かれたら?
自分の強みを反映した志望動機をもとに回答すればOK。
転職面接で「働く上で大切にしていることは?」という質問の回答に悩んでいませんか?私も転職面接で同じ質問を受けました。
単に前職、現職で働く上で大切にしていることを答えても、採用担当者の関心を引くことはできません。
ポイントはあなたの強みをしっかり反映した志望動機をもとに答えることです。私は、志望動機との一貫性を示すことで内定を獲得できました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職経験から「働く上で大切にしていること」を聞かれた際の面接例文と採用される志望動機の作成法を紹介します。
「働く上で大切にしていること」のアンケート結果
面接において「働く上で大切にしていること」を答えられる応募者の印象について、当サイトで独自のアンケートを行いました。
一般企業の採用担当者100名の調査で、「大変良い」が32%、「良い」が49%となり、80%以上が良い印象を持つと判明しました。
働く上で大切にしていることを適切にアピールできれば、採用担当者の印象アップにつながることが分かります。
「働く上で大切にしていること」に答えられる応募者:80%以上の採用担当者に好印象。
「働く上で大切にしていること」を聞かれる理由は?
転職面接で採用担当者が「働く上で大切にしていること」を聞く理由は、主に以下の3つです。
志望動機との「一貫性」の確認
企業の採用担当者は、あなたが「働く上で大切にしていること」と志望動機の間に一貫性があるかを見極めています。
面接中、面接官は常に、なぜあなたがその企業を志望したのかを考えています。そのため、志望動機と回答内容を重ねることで説得力が増します。
「働く上で大切にしていること」に答えるときは、履歴書や面接序盤で述べた志望動機との一貫性を持たせる回答を心がけましょう。
仕事に対する「成長意欲」の確認
採用担当者は、「働く上で大切にしていること」から、あなたの仕事に対する成長意欲を測ろうとします。
仕事を大切に思う人は、積極的に働き、より良い成果を出すために成長したいという意欲が高いと考えられるからです。
私は「働く上で大切にしていること」を答える際、具体的なエピソードを交えて、何を大切にしているのか熱心に訴えました。
企業の「価値観との一致」の確認
採用担当者は「働く上で大切にしていること」を通じて、あなたと企業の価値観が一致するかを見ています。
面接官は、応募者が大切にしていることが、志望先企業にとっても大切か?またその人の仕事の進め方が自社の企業文化に合うのか?を知りたがっています。
企業文化や社風に合わない人は、たとえ素晴らしい回答をしても採用されません。このことは私も多くの面接を通じて経験してきました。
「働く上で大切にしていること」を聞かれる理由⇒志望動機との一貫性、仕事に対する成長意欲、企業の価値観との一致を確認するため。
「働く上で大切にしていること」で避けるべき回答
転職面接で「働く上で大切にしていること」を聞かれた際に避けるべきNG回答は、下記の通りです。
「志望動機」と一貫性がない
「働く上で大切にしていること」について志望動機との一貫性がない回答は避けましょう。
面接官は履歴書を見ながら面接を進めます。志望動機と矛盾する回答をするだけで、面接官の信頼を損ね、不採用に繋がります。
私は面接対策をする際、常に志望動機を中心に考えていました。これにより、的外れな回答を避けてきました。
「成長意欲」がないと感じる
「働く上で大切にしていること」について、成長意欲が感じられない回答は避けてください。
単に大切にしていることを話すだけではなく、それによって何を学んだか?どのように成長したか?をアピールすることが肝心です。
成長意欲が感じられないと、採用するメリットがなく、人材としての魅力も半減してしまいます。
「企業の価値観」と一致しない
「働く上で大切にしていること」について、企業の価値観と一致していない回答は避けましょう。
企業は、早期退職者を避けたいと考えています。価値観が合わないだけで、早期退職の可能性がある人材として見なされてしまいます。
そのため、面接対策をする際は企業研究を行い、会社の価値観を理解し、それに合った回答を準備する必要があります。
・「働く上で大切にしていること」のNG回答⇒志望動機と一貫性がない、成長意欲がない、企業の価値観と一致しない回答。
「働く上で大切にしていること」は志望動機を中心に
転職面接で「働く上で大切にしていること」に対しては、自分の強みをもとに書いた志望動機を中心にあなたの『強み』を答えましょう。
志望動機を中心にすることで、一貫性を保ちつつNG回答を避け、面接官の期待に応える回答が可能になります。
私も、志望動機を中心に面接対策を行うことで、複数の企業からの内定を獲得できました。次は、そのような志望動機の作成法を紹介します。
・働く上で大切にしていること⇒「志望動機」を中心に回答する。
「働く上で大切にしていること」志望動機のつくり方(※重要)
「働く上で大切にしていること」に答えるため、どうやって志望動機を作るか、そして自分の強みを知ることがなぜ重要かを説明します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用される志望動機に必要不可欠なことが強みの理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケート調査で分かりました。
つまり強みが反映されないといつまでも採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる2つの方法
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
私は自己分析結果で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。これを試せる2つの方法を紹介します↓↓どちらか選んで書いてみてください。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。人間以上の精度ですね。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「働く上で大切にしていること」志望動機と回答例文
志望動機のつくり方で書いた志望動機と「働く上で大切にしていること」の面接回答例文を紹介します。
「働く上で大切にしていること」に回答するポイントは、下記の通りです。
【1】志望動機と回答例文(※働く上で大切にしていること)
【強み:共感性】
私は不動産会社で営業職を務めてきました。共感力を活かし、お客様のニーズを先読みし、信頼を築く営業スキルを積み重ねてまいりました。しかし、今後は物件の提案営業に限らず、より顧客志向の強い環境でのキャリアを追求したいと考え、転職を決意しました。
貴社はハウスメーカーとして、耐震性に優れた独自工法や自社開発の住宅設備によって常に顧客満足度の向上を目指しており、その点に魅力を感じています。
私は現職の経験を活かし、顧客の細かな要望に応える営業スキルを更に高め、顧客のライフスタイルや将来の計画に深い理解をもとに提案し、顧客満足度を向上させ、貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職からハウスメーカー営業職への転職
働く上で大切にしていることは何ですか?
私が働く上で大切にしていることは共感性です。現職では、予算の関係で目的の物件が見つからないお客様に対しても、ライフスタイルに共感し細かくお話しを伺うことで、近隣施設、住宅設備、立地など隠れたニーズを見つけ、ご契約に繋げることで顧客満足度を満たしてまいりました。御社の業務においても、共感性を活かし、お客様一人ひとりに合わせたきめ細かなご提案によって、お客様の住宅に期待する夢を叶え、高い顧客満足度の実現を目指したいです。
【2】志望動機と回答例文(※働く上で大切にしていること)
【強み:人当たりの良さ】
私は紳士服専門店で販売を担当していました。人当たりの良さを生かし、お客様との対話を大切にし、最適な商品を提案することで、リピート利用客の増加と店舗売上の向上に貢献しました。今後は、接遇スキルを更に高め、商品価格以上の価値を提供できる環境での経験を積みたいと考え、転職を決めました。
貴社はホテル経営において観光案内サービスの開始や、全職員に接遇マナー研修を徹底するなど、お客様へのホスピタリティを追求している点が魅力です。
貴社において販売経験を活かし、お客様に寄り添った接遇を心がけ、ホテルのリピート利用率を高めることで、貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職からホテリエへの転職
働く上で大切にしていることは何ですか?
私が働く上で大切にしていることは人当たりの良さです。前職の販売業務でも、親切な接客から始まる対話や関係を重視しました。例えば、気さくな接客の中で伺ったお客様の好みを覚え、次回の訪問時にピッタリの提案をすることで、リピート顧客を増やすことに成功しました。御社においても、この接客スキルを生かし、宿泊客に合わせてカスタマイズしたサービスを提供することで、ホスピタリティを追求し、リピート利用の促進に貢献したいと考えています。
【3】志望動機と回答例文(※働く上で大切にしていること)
【強み:迅速性】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しております。親切丁寧な顧客対応と効率的な事務業務を両立し、社内から高く評価されてきました。しかし、今後はよりお客様との接点を持ちながら、事務スキルを発展させる環境で活躍したいと考え、転職を決意しました。
貴院は予約管理システムによる待ち時間の削減や、医療事務員のチーム医療への参加を奨励し、患者満足度向上を積極的に目指していると伺いました。
貴院であれば、私の事務経験を活かし、患者様の予約管理や医療事務の効率化に迅速に対応し、医療スタッフをサポートしながら、貴院の患者満足度向上に貢献できると考えて志望しました。
※自動車ディーラー営業事務職からクリニック医療事務職への転職
働く上で大切にしていることは何ですか?
私が大切にしているのは迅速性です。現職において、緊急の車検予約が重なることがありました。この際、私は車両情報をリスト化して整備スタッフに手渡すなど、手続きの迅速化を図り、その結果お客様ひとりあたりの待ち時間を大幅に短縮したことがあります。御院の医療事務業務でも迅速な事務業務に努め、医療スタッフの時間管理や患者様の待ち時間を減らすことで、クリニック全体の医療サービスの質と患者満足の向上に貢献したいと考えています。
「働く上で大切にしていること」私の転職活動体験談
私も面接で「働く上で大切にしていること」を聞かれた経験があります。転職活動を始めた当初は、何となくその場の雰囲気に合わせて答えていました。
「大切にしていること」という一見曖昧な質問には、どんな内容でも適当に回答できてしまうものです。
同時に、面接が長引くと、徐々に本来の趣旨から外れた回答になってしまうことがあります。しかし、面接官はこのような瞬間を見逃しません。
転職面接では、全ての質問に面接官の意図があります。今回の質問でも、面接官は応募者の意欲や志望動機を理解したいと考えています。
ですから、まずは自己分析を行い、自分の強みを明らかにして、しっかりとした軸を持つことが重要です。
軸がしっかりしていれば、強みにもとづいたエピソードも自然と思い浮かび、面接官に対して説得力のある回答ができるようになりますよ。
「働く上で大切にしていること」転職成功テクニック
「働く上で大切にしていること」に対して、面接対策後に実践して欲しい、転職を成功に導くテクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時に駆使したテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
大手転職サイトだけの登録で満足していませんか?実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手だけを使うと中規模転職サイトの掘り出し求人を見逃すからです。下記では、ホワイト企業に内定する「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
実は「人柄」こそ、最大の定着性のアピール法です。「人柄の良さ」を自分で伝えられないことが不採用の大きな原因と言えます。
しかし「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的に(ホワイト企業に)採用されやすくなります↓↓
「家族のための転職」を面接でアピール
面接で「家族のために転職する」とアピールするだけで信頼性と定着性を示すことができます。私も実践しました。
アピール方法は以下の記事が参考になります↓↓
まとめ
以上、転職面接で「働く上で大切にしていること」を聞かれた際の面接回答例文と志望動機の作成法について紹介しました。
・独自アンケート調査より「働く上で大切にしていること」に答えられる応募者に対し、80%以上の採用担当者が好印象を持つことが判明。
・「働く上で大切にしていること」を聞かれる理由は、志望動機との一貫性、仕事に対する成長意欲、企業の価値観との一致を確認するため。
・「働く上で大切にしていること」に対するNG回答は、志望動機と一貫性がない、成長意欲がない、企業の価値観と一致しない回答。
・「働く上で大切にしていること」は、志望動機を中心に回答することでNG回答を避けつつ、一貫性のある姿勢を示すことができる。
・「働く上で大切にしていること」には、自己分析で分かった強みで書いた志望動機をもとに回答しましょう。
・「働く上で大切にしていること」を面接で話す際は、働く上で大切にしていることは強みであること、強みを仕事で活かしたエピソード、強みを志望先企業でも活かしたいこと、の順に述べる。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得率アップを図ってください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。