
転職面接で「会社に期待すること」を聞かれたら?

自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答すればOKです。
転職面接で「会社に期待すること」を聞かれた際、どのように答えるべきか悩んでいませんか?私も同じ経験があります。
単に自分が期待していることだけを話すと、自己中心的な印象を与え、採用に不利に働くことがあります。
私は、自分の『強み』を反映した志望動機で一貫性を示しながら、「期待すること」を伝えることで内定を勝ち取りました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の経験をもとに、転職面接での「会社に期待すること」に対する面接回答例文3選と、志望動機の作成方法を解説します。
「会社に期待すること」の独自アンケート調査

転職面接で「会社に期待すること」をきちんと回答できる応募者の印象について、当サイトで独自アンケート調査を行いました。
「会社に期待すること」に回答できる応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 33% |
良い | 48% |
どちらでもない | 17% |
悪い | 2% |
一般企業採用担当者100名のうち、印象が『大変良い』『良い』との回答が81%、『どちらでもない』が17%、『悪い』が2%でした。

一般的に「会社に期待すること」を回答できれば、採用担当者に好印象を与えられることが分かります。
・「会社に期待すること」を回答できる応募者の印象:採用担当者の81%が「良い」と回答。
「会社に期待すること」を面接で聞かれる理由

「会社に期待すること」を転職活動の面接で聞かれる理由は、以下の通りです。
・「志望動機」との一貫性の確認。
・応募者の「入社意欲」の確認。
・応募企業との「適性」の確認。
「志望動機」との一貫性の確認
転職面接で「会社に期待すること」を聞かれる最初の理由は、応募者の志望動機との一貫性を確認するためです。
志望動機は、応募者がなぜ前職を辞め、その企業を選んだのかを示す転職活動の根本的な理由です。
採用担当者は、志望動機と面接での回答内容が一致しているかを確認し、応募者がどれだけ真剣に転職を考えているかを見ています。

真剣な応募者ほど採用担当者に信頼され、それが採用に直結します。
応募者の「入社意欲」の確認
また、「会社に期待すること」を聞かれる理由は、応募者の入社意欲を確認するためです。
期待することを聞けば、応募者が入社後にどのような目的意識を持ち、高いモチベーションで仕事に取り組めるかが分かります。
企業側としても、入社後に活躍できるイメージが湧きやすい、意欲の高い応募者を採用したいからです。

私も、質問に対し具体的に回答することで、入社意欲をアピールしました。
応募企業との「適性」の確認
さらに、「会社に期待すること」を聞かれる理由は、応募企業との適性を確認するためです。
企業に対する期待を聞くことで、その期待に対して企業がどの程度応えられるかを採用担当者は判断します。
企業との適性が高いと判断されれば、定着しやすく、早期退職のリスクが低い人材と見なされます。

私も転職活動を通して、企業の採用担当者が長く働ける人材を求めていることを実感しました。
・「会社に期待すること」を聞かれる理由:志望動機との一貫性、入社意欲、企業との適性の確認。
「会社に期待すること」で避けるべき回答例文

次に、「会社に期待すること」を転職面接で質問されたときに避けるべき回答例文を紹介します。
・「志望動機」との一貫性がない回答。
・応募者の「入社意欲」が伝わらない回答。
・応募企業との「適性」がないと思われる回答。
「志望動機」との一貫性がない回答
転職面接で「会社に期待すること」を聞かれた際に、志望動機との一貫性がない回答は避けましょう。
例えば、志望動機で「即戦力になりたい」とアピールしながら、面接で「研修制度に期待している」と答えると、一貫性がありません。
志望動機と一貫性がない回答は、応募者の転職に対する真剣度を疑わせ、採用担当者に悪印象を与えかねません。

私も志望動機と面接での回答内容に一貫性を持たせるよう努め、採用担当者の信頼を得ました。
応募者の「入社意欲」が伝わらない回答
また、「会社に期待すること」を聞かれたときに、入社意欲が伝わらない回答も避けるべきです。
たとえば、「あまり期待することはない」「何でも挑戦できれば良い」という曖昧な回答は、入社意欲が伝わらない典型的な例です。
採用担当者に「この人は何を求めているのか分からない」と感じさせるのではなく、入社後の活躍イメージを与える回答をしましょう。

私も、面接官の立場に立って考えることで、常に採用担当者の期待に応える意欲的な回答を心がけました。
応募企業との「適性」がないと思われる回答
さらに、「会社に期待すること」を聞かれたときに、応募企業との適性がないと思われる回答も避けましょう。
例えば、「早く昇進できる期待」「きちんと評価される期待」という回答では、企業の実情を理解していない自己中心的な印象を与えます。
企業の価値観や文化と合わない期待を述べてしまうと、適性がないと判断され、採用から遠ざかります。

私は、まず企業研究を行い、応募企業が求める人材像を把握したうえで面接に臨みました。
・「会社に期待すること」で避けるべき回答:志望動機との一貫性がない、入社意欲が伝わらない、企業との適性がない回答。
「会社に期待すること」は志望動機中心で回答

「会社に期待すること」を聞かれたら、自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答することで、一貫性を示すことが肝心です。
自分の『強み』を示すことで、入社意欲や適性について採用担当者の不安を避け、応募者の魅力を最大限にアピールできます。
また、志望動機と一貫した回答であれば、採用担当者の信頼を得ることができます。

私も、自分の強みをもとに志望動機を作成して面接対策を行い、複数の企業から内定を得ることができました
・「会社に期待すること」⇒自分の『強み』を反映した志望動機を中心に回答する。
「会社に期待すること」の志望動機のつくり方(※重要)

「会社に期待すること」に回答するために、自分の『強み』を反映した志望動機の作成法について解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「会社に期待すること」の志望動機と回答例文

志望動機をつくる2つの方法で作成した志望動機と「会社に期待すること」に対する模範回答例文3選をご紹介します。

「会社に期待すること」に回答するポイントは、以下の通りです。
【1】会社で自分の「強み」を発揮できることへの期待を述べる。
【2】応募先企業だからこそ「強み」を発揮できる理由を述べる。
【3】改めて応募先企業でどのように「貢献できるか」を述べる。
志望動機と回答例文①(※会社に期待することは?)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しております。お客様一人ひとりのニーズに共感しながら、最適な物件を提案することに努めてきました。しかし、短期的な契約が中心である現職から、より長期的にお客様と信頼関係を築きながら営業力を磨きたいと考え、転職を決意しました。
貴社は自動車ディーラーとして、整備部門の充実やアフターケアに力を入れ、既存顧客との長期的な関係を大切にされている点に感銘を受けました。
現職で培ったお客様一人ひとりに寄り添う営業経験を活かし、貴社でもお客様と強固な信頼関係を築き、顧客満足度と契約率の向上に貢献し、貴社の更なる発展に尽力したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から自動車ディーラー営業職への転職

会社に期待することは何ですか?

私が御社に期待するのは、単なる販売やサービス提供を超えて、お客様の人生に寄り添い、共感する営業に取り組めることです。お客様にとって車は、単なる移動手段ではなく、家族との思い出や人生の節目に関わる大切な存在です。御社のように、お客様のカーライフ全体を支え、長く信頼関係を築ける環境であれば、私の営業スキルをさらに磨き、御社のファンを増やす一翼を担えると考えています。
志望動機と回答例文②(※会社に期待することは?)
【自己分析で分かった強み:人あたり(気配り)】
私は旅行代理店でカウンターセールスを務めておりました。単なる販売業務に留まらず、きめ細やかな接客を通じてお客様が安心して旅行計画を立てられるよう支え、リピーターの増加に貢献してまいりました。今後は、実際にお客様の旅に直接関わりたいという思いから、転職を決意しました。
貴社ホテルが観光案内サービスや接遇スキルの向上に取り組み、ホスピタリティを追求されている姿勢に強く惹かれました。
前職で培った接客経験を活かしながら、さらに高度な接遇スキルを身に付け、お客様に心地よい滞在体験を提供することで、リピート利用率の向上に貢献し、貴社の発展に寄与したいと考えて志望致しました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエへの転職

会社に期待することは何ですか?

私が御社に期待するのは、持ち前のきめ細やかな接客力を存分に活かし、接遇スキルへと発展させ、顧客満足度を追求できる環境です。旅の本当の価値は、その過程でどれだけ心に残る瞬間を提供できるかにあると感じています。御社のように高度なホスピタリティが求められる環境であれば、お客様の心に残るおもてなしを提供し、リピーターに繋がるようなサービスを実現できると期待しています。
志望動機と回答例文③(※会社に期待することは?)
【自己分析で分かった強み:サポート力】
私は〇〇銀行で後方事務を担当しております。融資書類の確認や整理、データ入力業務を中心に、融資担当者のサポート業務に従事してまいりました。しかし、後方事務ではお客様と直接接する機会が限られているため、よりお客様に近い立場で事務処理能力を高めたいと考え、転職を決意しました。
貴院は地域に根差したクリニックとして、医療事務員を含むチーム医療の促進と患者満足度の向上を目指していると伺いました。
現職での事務経験を活かし、医師や看護師をはじめとするスタッフをサポートし、チーム医療の実現に寄与することで、患者満足度の向上と貴院の更なる発展に貢献したいと考えて志望致しました。
※銀行後方事務職からクリニック医療事務職への転職

当院に期待することは何ですか?

私が御院に期待するのは、事務業務を超えて、縁の下の力持ちとして医療スタッフと患者様の双方をサポートできることです。患者満足度の向上と業務効率化を達成するためには、チーム全体の連携を深めることが不可欠だと考えています。御院が目指すチーム医療に共感し、患者様に寄り添いながら、事務員として医療スタッフを陰で支えることで、御院の理念実現に貢献できると考えています。
「会社に期待すること」に関する私の転職体験

私も転職活動の面接において「会社に期待すること」「会社に求めること」に関する質問を受けたことがあります。
当初は、自分の思いのままに会社に期待することを答えていましたが、採用担当者の反応は良くありませんでした。
会社に何かを「期待する」とは、要求するだけでなく、その期待を自分の行動や成長と結びつけることが大切です。
企業側は、社員に成長の機会を提供する代わりに、その期待に応えて企業の発展に貢献する姿勢を求めているからです。
さらに転職面接では、期待を志望動機と結びつけて伝えることが求められます。期待と志望動機の一貫性を意識する必要があります。
たとえば、「スキルアップの期待」を志望動機に書くなら、その期待が自分の成長や会社への貢献にどう繋がるかを伝えなければなりません。
「働きやすい環境を期待している」と伝える際も、環境改善を求めるだけでなく、自分がその環境でどう成長し、貢献するかを述べましょう。

まずは、志望動機をしっかりと作り上げて面接に臨んでください。期待を志望動機と結びつけることで、印象にも残りやすくなります。
転職成功テクニック

転職面接での「会社に期待すること」の例文に加えて、ホワイト企業の内定獲得率を高める転職成功テクニックをお試しください。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ
以上、私の経験をもとに、転職面接での「会社に期待すること」に対する面接回答例文3選と志望動機の作成方法について解説しました。

・「会社に期待すること」を面接で聞かれる理由は、志望動機との一貫性、入社意欲、応募企業との適性を確認するため。
・「会社に期待すること」で避けるべき回答は、志望動機との一貫性がない、応募者の入社意欲が伝わらない、応募企業との適性がないと思われる回答。
・「会社に期待すること」は、自分の強みを反映した志望動機を中心に回答する。
・「会社に期待すること」に回答するため、自己分析ツールで分かった強みを反映した志望動機を作成する。
・「会社に期待すること」は、会社で自分の強みを発揮できることへの期待、応募先企業だからこそ強みを発揮できる理由、改めて応募先企業でどのように貢献できるか、を述べる。
・転職成功テクニックを活用してホワイト企業の内定確率を高めてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。