「仕事が決まらない」からお金が無い…
自分の『強み』をもとに志望動機を作成することから始めてください。
「仕事が決まらない…」「貯金も底をつきそう…」といった焦りと不安のなかで転職活動を続けるのは、神経がすり減るものです。
しかし、お金が無い状態は、むしろ短期間で内定につながる転職術を身につけるチャンスとも言えます。
私も、自分の『強み』をもとに企業が採用したいと思える志望動機を作成したことで、最短で仕事を決めることができました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍（2,024名エントリー、採用2名）の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の体験をもとに、「仕事が決まらない」からお金が無い人に向けた転職術と志望動機の作成法を解説します。
「仕事が決まらない」「お金が無い」状態になる原因とは？
「仕事が決まらない」「お金が無い」といった状態になる大きな原因は、転職活動に時間がかかると知らないまま始めてしまうことです。
厚生労働省の「転職者実態調査」では、転職活動にかかる平均期間は１〜3か月程度とされ、4か月以上かかった人も一定数います。
実際、私も当初の予定と違って転職活動に1年以上かかった経験があります。この間、もし無職であれば生活に困窮していたでしょう。
つまり、「もっと早く決まると思っていた」という誤った認識のまま進めてしまうことで、生活費が不足する状況につながるのです。
・「仕事が決まらない」「お金が無い」状態になる原因：転職は早く決まるという誤解。
「仕事が決まらない」「お金が無い」ときに避けるべき行動
一方で、「仕事が決まらない」「お金が無い」といった状態のときに最も避けるべき行動について解説します。
・焦って「手当たり次第に応募」する
・その場しのぎで「志望動機」を書く
・自分の「市場価値」を低く見積もる
焦って「手当たり次第に応募」する
「仕事が決まらない」「お金が無い」という状況に追い込まれると、多くの人がとにかく応募しないと…と焦るものです。
しかし、焦った結果として給与の高さや好待遇の言葉に惹かれてブラック企業に応募してしまう危険もあります。
また、万が一受かっても、仕事が合わないために早期退職しやすく、時間もお金もさらに消えていく悪循環につながります。
私もなかなか仕事が決まらないために焦ってブラック企業に応募しかけた経験があります。
その場しのぎで「志望動機」を書く
さらに、お金が無い状態では精神的にも余裕がなく、志望動機など応募書類を書くのもおっくうになりがちです。
しかし、企業の採用担当者はまず応募書類（志望動機）を見て「面接に呼ぶ価値がある人か」を判断します。
その場しのぎで作った志望動機は企業の採用担当者にすぐ見抜かれるばかりか、採用担当者の記憶にも残りません。
私はむしろ志望動機を最初に丁寧に整えたことで、結果としてお金も時間も節約できました。
自分の「市場価値」を低く見積もる
仕事が決まらない期間が続き、お金も減っていくと、人は自分でも驚くほど市場価値を低く見積もってしまいます。
しかし、「決まらないのは自分に価値がないからだ」と思い込むことは、転職活動が長引く最大の原因になります。
なぜなら、弱気な状態では自分の『強み』をうまく言語化できず、履歴書にも面接にも自信をもって臨めないからです。
私も、企業の採用担当者が「自己理解を深め、正しく自己評価ができる人」を求めていると強く感じました。
・「仕事が決まらない」「お金が無い」ときに避けるべき行動：手当たり次第に応募する、その場しのぎで志望動機を書く、市場価値を低く見積もること。
「仕事が決まらない」「お金が無い」人が取り組める転職術
「仕事が決まらない」「お金が無い」なら、自分の『強み』をもとに志望動機を作成することが、短期間で内定につながる転職術です。
自分の『強み』という市場価値を高められる応募先を考えることで、自分が活躍できる職場を慎重に選ぶことができるからです。
さらに、前もって志望動機を作成しておくことで、その場しのぎで応募書類を書くこともなく、焦らず落ち着いて転職活動ができます。
私も自分の『強み』をもとに企業が採用したいと思う志望動機を作成し、仕事を決めることができました。
・「仕事が決まらない」「お金が無い」人の転職術⇒自分の『強み』をもとに志望動機を作成する。
「仕事が決まらない」「お金が無い」人向けの志望動機作成法（※重要）
「仕事が決まらない」「お金が無い」という人に向けて、自分の『強み』をもとにした志望動機の作成法を解説します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
８割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業アンケートで答えました。
つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者が「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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最強の志望動機をつくる【２つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。
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私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
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「仕事が決まらない」「お金が無い」人向け志望動機参考例文
志望動機をつくる２つの方法に沿って、自分の『強み』をもとに書いた志望動機の参考例文を紹介します。
「仕事が決まらない」「お金が無い」という人は、下記のポイントを押さえて志望動機を作成してみてください。
【1】転職理由で「強み」を活かした前職の経験を述べる。
【2】応募企業で「強み」が活かせるような特徴を挙げる。
【3】マッチングで「強み」を活かして貢献できると示す。
志望動機の参考例文①（仕事が決まらない・お金が無い人へ）
自己分析で分かった強み：状況適応力
私は〇〇不動産にて賃貸仲介の営業を担当しました。単身者からファミリー層まで、お客様の状況に合う物件をご提案し、信頼を獲得することで成約につなげてまいりました。住まいに関わる仕事を続ける中で、既存物件だけでなく建築にも踏み込んだ営業に携わりたいという思いが強くなり、転職を決意しました。
貴社が地域密着型の工務店として、営業担当者が土地探しから設計、施工まで一貫して提供している点に強く惹かれております。
前職での営業経験を活かし、お客様の将来設計に合わせた家づくりを実現することで受注率を高め、貴社のさらなる発展に貢献したいと考え、志望いたしました。
※不動産会社（賃貸仲介営業）から工務店（営業職）の転職
志望動機の参考例文②（仕事が決まらない・お金が無い人へ）
自己分析で分かった強み：共感性
私は〇〇レンタカーでサービススタッフを務めておりました。お客様に寄り添う細やかな接客を通して最適な車種をご案内し、店舗売上に貢献してまいりました。前職ではお客様と接する機会が短期間に限られるため、今後は自動車を通じてより長くお客様と関われる環境で働きたいと考え、転職を決意しました。
貴社は、地域のお客様に長く寄り添うアフターサポート体制や説明品質にこだわり、お客様が不安なくお車を購入検討できる環境を整えている点に魅力を感じております。
前職で培った細やかな接客力を活かし、お客様の購入前の不安や疑問を丁寧に解消する接客で信頼関係を築き、貴社の販売台数向上に貢献したいと考え、志望いたしました。
※レンタカー会社（サービススタッフ）から自動車ディーラー（販売スタッフ）の転職
「仕事が決まらない」「お金が無い」ことに関する転職体験
私も転職活動を始めてから「仕事が決まらない」ことで、もうやめたほうがいいのかと悩んだ経験があります。
また、「お金が無い」というところまで追い込まれはしなかったものの、転職活動を進める中で金銭的余裕がなくなっていたのも事実です。
これは、転職活動を始めた当初から「早く決まる」という勝手な思い込みがあったことが大きな原因だと考えています。
さらに、仕事が決まらない焦りからブラック企業に応募しかけたこともあり、自己否定感も強くなっていきました。
特に、数多くの企業を受ける中で応募書類の作成が雑になってしまい、結果として内定から遠ざかっていきました。
しかし、長く転職活動を続ける中で、自分の『強み』を認識することこそが仕事を早く決める転職術だと実感しました。
自分の『強み』が分かれば、その『強み』に合った応募先を真っ先に選び、集中的に応募することができるからです。
皆さんも、こうした転職術を駆使して、まずは『強み』をもとに志望動機を書くことから始めてみてください。
まとめ
以上、私の体験を交えながら「仕事が決まらない」からお金が無い人に向けた転職術と志望動機の作成法について解説しました。
・「仕事が決まらない」「お金が無い」という状態になる原因には、転職は早く決まるという誤解がある。
・「仕事が決まらない」「お金が無い」ときに避けるべき行動は、手当たり次第に応募する、その場しのぎで志望動機を書く、市場価値を低く見積もること。
・「仕事が決まらない」「お金が無い」という人が取り組める転職術は、自己分析ツールで分かった自分の『強み』をもとに志望動機を作成すること。
・志望動機の作成ポイントは、転職理由で強みを活かした前職の経験を述べ、応募企業で強みが活かせるような特徴を挙げ、マッチングで強みを活かして貢献できると示すこと。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
