
「転職回数が多い人」でも即採用の理由ってなに?

自分の『強み』を一貫して伝えられることです。
転職回数が多い人でも即採用されることがあるのは事実です。私もその理由について不思議に感じていたことがあります。
しかし、実は企業は転職の回数よりも今までのキャリアに対して筋が通っているかといった一貫性を見ています。
このため、私は自分の『強み』を示す志望動機を作成することで一貫性をアピールし、即採用につなげることができました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2,024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、「転職回数が多い人」でも即採用の理由について解説するとともに、『強み』の一貫性を示す志望動機の作成法を紹介します。
「転職回数が多い人」は即採用されないという誤解

転職回数が多い人だと即採用されないと誤解されている方が多いですが、現状ではそうでもないようです。
採用担当者が気になる転職回数に関するRECRUITAGENTの調査では、「転職回数は気にならない」との回答が37.0%にも達しています。
ただし、「3回以上は気になる」との回答も半数近くにのぼるため、まったく気にならないというわけではなさそうです。

それでも約3人に1人は転職回数を気にしないことは意外と言えますね。
・採用担当の37.0%は「転職回数が多い人」でも気にしない。
「転職回数が多い人」でも即採用の本当の理由とは

「転職回数が多い人」だとしても即採用となる本当の理由を考えてみましょう。
・キャリアの「筋」があるから
・「強み」を理解しているから
・「伝える力」があるから
キャリアの「筋」があるから
「転職回数が多い人」でも即採用の本当の理由として、まず今までのキャリアの筋が通っていることが挙げられます。
例えば、お客様の課題解決といった一定の想いで転職を繰り返していれば、「考え抜いてキャリアを積んできた」と判断されます。
つまり、採用担当者が評価するのは転職回数そのものではなく、転職理由とキャリア選択の一貫性だと言えるのです。

私も転職活動では、自分の志向や価値観が変わらず続いていることを示しました。
「強み」を理解しているから
また、転職回数が多い人でも、今までの仕事で自分の強みをしっかりと理解していれば即採用されやすいと言えます。
企業の採用担当者は、転職回数が多いからこそ、その経験から導き出した応募者独自の強みを高く評価するためです。
転職回数を重ねて複数の職場で同じ評価を受けることで、強みが「実証された能力」として認識できるはずです。

つまり、転職回数が多い人でも自分の強みを企業貢献に結びつけることができれば有利になるのです。
「伝える力」があるから
さらに転職回数が多い人でも、キャリアの筋や自分だけの強みをしっかりと伝える力があることも即採用される理由です。
いくらアピールポイントがあっても、それを言語化して採用担当に伝えられなければ、転職回数が多いというマイナス印象しか残りません。
しかし、キャリアの筋と強みを応募書類や面接でしっかりと示すことができれば、企業も納得する説得力が生まれます。

転職歴をただ説明するのではなく、キャリアの筋と強みを一貫したストーリーにまとめることがポイントです。
・「転職回数が多い人」でも即採用の理由:キャリアの筋がある、強みを理解している、伝える力がある。
「即採用の理由」は転職回数ではなく一貫性である

「転職回数が多い人」であったとしても、今までのキャリアに筋が通っているといった一貫性が即採用の理由なのです。
このため、今までの仕事で培ってきた自分の『強み』を示せば、一貫性を強くアピールできるため、採用につながりやすくなります。
特に、自分の『強み』を中心に志望動機を作成すれば、応募企業にしっかりと一貫性を伝えることができます。

私も実際に自分の『強み』をもとに志望動機を作成することで一貫性をアピールし、即採用につなげました。
・「転職回数が多い人」⇒自分の『強み』を中心に志望動機を作成して一貫性を示す。
「転職回数が多い人」のための志望動機のつくり方

「転職回数が多い人」のために、即採用の理由となり得る志望動機のつくり方を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めると企業調査で答えました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者が「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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「転職回数が多い人」が即採用される志望動機例文

志望動機をつくる2つの方法に沿って書いた、即採用される志望動機の参考例文を紹介します。

「転職回数が多い人」こそ、まずは『強み』をもとに志望動機を作成してみてください。
【1】前職で『強み』を活かした経験を転職理由で示す。
【2】『強み』を発揮できそうな応募企業の特徴を示す。
【3】転職理由と応募企業の特徴を「マッチング」する。

自己分析で分かった強み:状況適応力
私は〇〇住宅設備にて営業に携わってきました。設備導入にあたってはお客様の家族構成やご予算などの状況を踏まえた提案に努め、契約率向上を達成してまいりました。現職で住まい全体の改善を求めるお客様の声が増えてきたことから、設備単体では解決できない課題に向き合いたいと考え、転職を決意しました。
貴社は、築古物件の再生を強みに持ち、設備交換だけでなく空間全体を考慮した提案を行っている点に魅力を感じました。
お客様の暮らし方やコスト面を踏まえた提案を行い、省エネと快適性の両立を実現することで、お客様満足度と成約率の向上に貢献したいと考え、志望いたしました。
※住宅設備メーカー営業職からリフォーム会社営業職への転職

自己分析で分かった強み:人あたり
私は〇〇紳士服で販売業務を務めておりました。お客様の好みをしっかりと引き出す細やかな接客を強みに、最適な商品をご案内することで店舗売上に貢献してまいりました。前職にて商品だけでなく快適な空間を提供する大切さを感じ、お客様に直接感動を提供できる環境で働きたいと考え、転職を決意しました。
貴社ホテルは、多様な客層への柔軟なサービス提供と、ビジネスと観光双方のニーズに寄り添ったサポートに力を入れられていることに魅力を感じました。
人あたりの良さと丁寧な接客力を活かし、滞在目的に応じたご案内によって、貴社ホテルのリピート利用率向上と集客力強化に貢献したいと考え、志望いたしました。
※紳士服販売店販売職からホテル業界への転職
「転職回数が多い人」でも即採用された私の体験談

私の知人にも「転職回数が多い人」が何人かいましたが、転職活動を始めた途端に即採用されたという方が多数います。
初めての転職活動で苦労していた私の身からすると、当時は彼らがなぜ即採用されたのかまったく分かりませんでした。
しかし、企業への応募や面接を重ねるうちに、実際には企業の採用担当はそれほど転職回数を気にしていないことを実感しました。
ある企業の面接では、むしろ一社しか経験していないため、自社の業務に柔軟に対応できるか心配されたほどです。
また、「転職回数が多い人」でも即採用された方を観察すると、キャリアの筋道があり、自分の強みを理解しているという共通点もありました。
つまり、今までの転職の変遷の中で自分なりの強みを見出し、それを一貫したキャリアとして定着させているわけです。
特に、このような強みとキャリアの関係を志望動機に上手くまとめていることが、即採用に直結していると感じました。

このため、転職回数が多い方こそ、まずは強みをもとにキャリアの一貫性を示す志望動機を作成することをおすすめします。
まとめ

以上、「転職回数が多い人」でも即採用の理由と『強み』の一貫性を示す志望動機の作成法について解説しました。
・「転職回数が多い人」は即採用されないという誤解があり、実際に採用担当の37.0%は転職回数が多い人でも気にしないという事実がある。
・「転職回数が多い人」でも即採用の本当の理由とは、キャリアの筋がある、自分の強みを理解している、伝える力があるから。
・「即採用の理由」は転職回数ではなく、一貫性のある自分の『強み』を中心に志望動機を作成していること。
・「転職回数が多い人」でも即採用されるため、自己分析ツールで分かった自分の強みをもとに志望動機を作成する。
・「転職回数が多い人」でも即採用される志望動機では、前職で『強み』を活かした経験を転職理由で示し、『強み』を発揮できそうな応募企業の特徴を示し、転職理由と応募企業の特徴をマッチングすることがポイント。

みなさんの転職成功を心から祈っております。


