
転職の志望動機が浮かばない…

大丈夫です。自分の『強み』をもとに志望動機を作成すればOKです。
いざ志望動機を書こうとすると、何も浮かばない…という方も多いのではないでしょうか。私も当初はまったく浮かびませんでした。
実は、志望動機が浮かばないのは、自分でも気づかないうちに転職活動に対する誤解を抱えていることが原因です。
私は、志望動機が思い浮かばないときに自分の『強み』をもとに考えることで対処し、多くの企業から内定を得ました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2,024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、私の転職経験をもとに、志望動機が「浮かばない」ときの対処法と例文3選を紹介し、採用される志望動機の作成法も解説します。
「志望動機が浮かばない」に関する転職の印象調査

志望動機が浮かばない…と悩む応募者の印象は? | |
---|---|
大変良い | 14% |
良い | 31% |
どちらでもない | 35% |
悪い | 20% |
志望動機が「浮かばない」と悩む応募者の印象について、企業の採用担当者100名にアンケート調査を実施しました。
その結果、「印象が悪い」という回答は約20%程度で、「大変良い・良い」という回答が45%に上りました。

志望動機が「浮かばない」という悩みに対して、企業側も一定の理解を示していることが分かります。
・志望動機が「浮かばない」と悩む応募者の印象:採用担当者の45%が「良い」と回答。
「志望動機が浮かばない」人が陥りやすい5つの誤解

志望動機が「浮かばない」ときに、多くの人が陥りやすい5つの誤解を解説します。
・特別な「実績やスキルが必要」という誤解。
・「短い志望動機」は評価されないという誤解。
・「ビジネス用語や専門用語」が大切という誤解。
・「志望動機だけで合否が決まる」という誤解。
・「転職理由と志望動機は別」だという誤解。
特別な「実績やスキルが必要」という誤解
志望動機が「浮かばない」ときに、特別な実績やスキルが必要だと考えてしまう誤解があります。
企業が志望動機で見たいのは、実績やスキルそのものではなく、「前職の経験をどう活かそうとしているのか?」です。
大きな実績がなくても、日常の仕事で培った小さな工夫や努力といった経験も、立派なアピールポイントになります。

私も、わずかな実績をひたすらアピールしようとして、採用担当者の視点を無視した志望動機を書いていました。
「短い志望動機」は評価されないという誤解
志望動機が「浮かばない」ときに、短い志望動機では評価されないと思い込む誤解もあります。
志望動機は、長文で詳しく書かないと熱意が伝わらないと考え、無理に長くしようとするのは誤りです。
採用担当者は忙しいため、簡潔で要点がまとまっている志望動機の方が好まれます。

私も、枠をはみ出すほど長い志望動機を書いた結果、面接で「分かりにくい」と指摘された経験があります。
「ビジネス用語や専門用語」が大切という誤解
志望動機が「浮かばない」理由の一つに、ビジネス用語や専門用語が大切だと考えてしまう誤解もあります。
ビジネス用語や専門用語を多用するほど良いと思い込み、無理にカタカナ語や業界用語を使う人が多くいます。
しかし、志望動機で求められるのは、正直な言葉で自分の思いを伝えることです。

過度な専門用語は、逆に「内容をごまかしている」と受け取られることもあります。
「志望動機だけで合否が決まる」という誤解
志望動機が「浮かばない」ときに、志望動機だけで合否が決まると思い込む誤解もあります。
完璧な志望動機でなければ不採用になると考えてしまうと、かえって志望動機が書けなくなってしまいます。
志望動機は確かに大切ですが、採否はあくまで面接での受け答えなども含めた総合的な判断で決まります。

「この人に会って話を聞いてみたい」と採用担当者に思わせる志望動機を書くことが大切です。
「転職理由と志望動機は別」だという誤解
志望動機が「浮かばない」ときに、転職理由と志望動機は別だと考えてしまう誤解もあります。
本来、志望動機はなぜ転職しようと思ったのか、なぜその企業を志望するのかという一定の流れを示すものです。
すなわち、転職理由と志望動機は密接に関連しているため、切り離して考えるのは誤りです。

私の場合、初めから一貫性のある志望動機を書くことで、採用担当者の関心を引くことができました。
「志望動機が浮かばない」なら強みをもとに考える

志望動機が「浮かばない」ときの確実な対処法は、自分の『強み』を理解し、その『強み』をもとに考えることです。
自分の『強み』を理解すれば、それをもとに転職理由や企業で実現したいことも自然に思い浮かぶからです。
あとは、思い浮かんだ事柄を組み立てるだけで、志望動機は簡単に作成できます。

私も、自分の『強み』をもとに志望動機を書くことで、実際に多数の企業から内定を獲得することができました。
・志望動機が「浮かばない」ときの対処法⇒自分の『強み』をもとに考える。
「志望動機が浮かばない」人向けの志望動機作成法(※重要)

志望動機が「浮かばない」という人に向けて、自分の『強み』をもとに考える志望動機の作成法を解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが『強み』の理解なのです。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業アンケートで答えました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で答えました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
※すぐに自己分析をして自分の『強み』だけを知りたい方はこちら↓↓
最強の志望動機をつくる【2つの方法】
いちど自己分析で分かった『強み』を反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。

私は自己分析で分かった『強み』で志望動機を作り、倍率1000倍の企業に転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓

私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

AIの志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用者に大変好評です。
「志望動機が浮かばない」人向けの志望動機例文3選

志望動機をつくる2つの方法で、自分の『強み』をもとに考えた志望動機の例文3選を紹介します。

志望動機が「浮かばない」という人は、下記の方法で志望動機を書いてみてください。
【1】前職で強みを活かした経験を「転職理由」に書く。
【2】自分の強みを活かせそうな「企業の特徴」を書く。
【3】転職理由と企業の特徴を「マッチング」して書く。
志望動機の例文①(※浮かばない人向け)

自己分析で分かった強み:協調性
私は旅行代理店でカウンターセールスを務めています。スタッフ同士で協力しながら、急な予約変更やトラブル対応を行い、お客様が安心して旅を満喫できるよう努めてまいりました。しかし、個人の販売実績のみが重視される現職から、お客様の旅に直接携わることができる環境に挑戦したいと考え、転職を決意しました。
貴社ホテルでは接遇研修の徹底やスタッフ同士の連携を重視し、常に滞在客のホスピタリティ向上に取り組む姿勢に非常に魅力を感じています。
現職の接客経験を活かし、接遇スキルを磨くと共に、部門間の連携を通じてお客様に最高の滞在体験をご提供し、リピート利用率を高めることで貴社ホテルの発展に貢献したいと考えて志望しました。
※旅行代理店カウンターセールスからホテリエへの転職
志望動機の例文②(※浮かばない人向け)

自己分析で分かった強み:状況適応力
私は不動産会社で賃貸仲介営業を担当しております。お客様のご予算や生活の状況に合わせた物件提案を行い、信頼関係を築くことで高い成約率を維持してまいりました。しかし、既成物件の提案に限界を感じ、お客様の理想やこだわりを反映した家づくりを通じて、より深い提案力を磨きたいと考え、転職を決意しました。
貴社は業界をリードするハウスメーカーとして、自社開発の住宅設備やデザイン性に優れた家づくりにこだわり、常に顧客満足度を追求する姿勢に強く共感しております。
これまで培ってきた営業経験を活かし、貴社でもお客様一人ひとりに寄り添った提案営業を実践し、契約率向上はもちろん、お客様の満足度向上にも貢献したいと考えて志望いたしました。
※不動産会社賃貸仲介営業職からハウスメーカー営業職への転職
志望動機の例文③(※浮かばない人向け)

自己分析で分かった強み:サポート力
私は郵便局で後方事務を務めています。郵便物の仕分け、データ入力を通して、窓口担当者の事務処理をサポートし、業務効率の向上に貢献しました。しかし、後方事務にとどまらず、今後はお客様と直接接する機会の多い環境で事務処理能力をさらに高めたいという思いから、転職を決意しました。
貴院では予約管理によってスムーズな診療を実現し、患者様の声を大切にすることで患者満足度向上を目指しておられると伺いました。
私は受付業務や予約管理の効率化を通じて、患者様と真摯に向き合いながら医療スタッフの業務を支え、貴院の患者満足度向上の一翼を担いたいと考えて志望いたしました。
※郵便局後方事務職からクリニックの医療事務職への転職
「志望動機が浮かばない」ときに注意するポイント

「志望動機が浮かばない」としても、つい「それっぽいこと」や「嘘」を書くことはおすすめできません。
志望動機は面接で深掘りされるため、曖昧なままでは簡単に企業の採用担当者に見抜かれてしまうからです。
さらに、仮に採用されたとしても、本心とかけ離れた理由で入社すれば、早期離職につながります。

浮かばないときほど自分の『強み』と向き合い、無理のない本音ベースの志望動機を作ることがポイントです。
「志望動機が浮かばない」ことで悩んだ転職体験談

私も転職活動を始めた頃は、志望動機の書き方がまったく「浮かばない」ことで、随分と悩んだ経験があります。
前職では金融商品を扱っていたため、転職活動では数字を実績として書くことばかりに終始していました。
しかし、集団面接を受けた際に、他の候補者が自分よりもはるかに優れた実績や経験を披露したのを見て、完全に自信をなくしました。
そこで私は、結果としての実績やスキルではなく、結果につながる「自分の強み」をアピールする方向に切り替えました。
採用担当者が「入社後に役立つ」と実感できる強みを一貫して説明できれば、面接で何を聞かれても揺るがずに答えられます。
「志望動機が浮かばない」と悩む人ほど、実績の大小ではなく、その背景にある強みに注目するべきだと思います。
他人と比較して落ち込むのではなく、自分らしさを言語化することが、志望動機作成の出発点だと実感しました。

皆さんも、実績や結果の裏にある強みこそが志望動機の核だと考え、本記事の方法で一度志望動機を作成してみてください。
転職成功テクニック

志望動機が「浮かばない」ときの対策に加えて、ホワイト企業入社を実現できる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
・若手向けの「中規模転職サイト」を利用
・「人柄」特化の転職エージェントを利用
・面接で「家族のための転職」をアピール
若手向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
面接で「家族のための転職」をアピール

面接で「家族のために転職する」ことをアピールすれば信頼性を示すことができます。

アピール方法は下記記事が参考になります↓↓
まとめ

以上、私の転職経験をもとに、志望動機が「浮かばない」ときの対処法と例文3選、採用される志望動機の作成法について解説しました。
・志望動機が「浮かばない」と悩む応募者に対し、採用担当者の45%が肯定的に考えていることが分かった。
・志望動機が「浮かばない」ときの5つの誤解は、特別な実績やスキルが必要、短い志望動機は評価されない、ビジネス用語や専門用語が大切、志望動機だけで合否が決まる、転職理由と志望動機は別、と考えること。
・志望動機が「浮かばない」ときは、自分の強みをもとに考えることが確実な対処法。
・志望動機が「浮かばない」人は、自己分析ツールで分かった強みをもとに志望動機を作成する。
・志望動機を書く方法は、前職で強みを活かした経験を転職理由、自分の強みを活かせそうな企業の特徴、転職理由と企業の特徴をマッチングして書くこと。
・志望動機が「浮かばない」としても、それっぽいことや「嘘」を書くことがないよう注意する。
・転職成功テクニックの活用でホワイト企業入社を叶えてください。

みなさんの転職成功を心から祈っております。