転職面接で「仕事に対する考え方」を聞かれたら?
あなたの「強み」を反映した志望動機を中心に回答すればOK。
転職面接で「仕事に対する考え方」を聞かれた際の回答に悩んでいませんか?私も数々の面接で同じ質問を受けた経験があります。
採用担当者にとってはスキルや実績だけでなく、応募者の価値観や人柄、志望動機との一貫性を探る必要があるからです。
「仕事に対する考え方」に対して、私は自分の「強み」を反映した志望動機を中心に回答することで、内定を獲得しました。
がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、実績がない人でも転職成功するノウハウを発信してます。
この記事では、私の転職体験をもとに「仕事に対する考え方」について転職面接での回答例文3選を解説し、併せて採用される志望動機の作成法もご紹介します。
「仕事に対する考え方」に関するアンケート
当サイトで「仕事に対する考え方」に答えられる応募者の印象について、独自にアンケートを行いました。
一般企業の採用担当者100名を対象にした調査の結果、印象が「大変良い(31%)」「良い(50%)」という回答が81%に達しました。
「仕事に対する考え方」をしっかりとアピールできれば、採用担当者の印象アップにつながることが分かります。
・「仕事に対する考え方」に答えられる応募者の印象:採用担当者の81%が「良い印象」と回答。
「仕事に対する考え方」を面接官が聞く理由
まずは、「仕事に対する考え方」について企業の採用担当者が質問する理由を解説します。
志望動機との「一貫性」の確認
企業の採用担当者は、「仕事に対する考え方」を聞くことで志望動機との一貫性を確認しています。
履歴書や面接冒頭での志望動機と、質問への回答が一致していることは、採用担当者の信頼を得る上で欠かせません。
志望動機と質問への回答が一貫している応募者は、入社後も一貫した意志を持って企業で働き続ける人材だと評価されます。
私も転職活動を通じて、志望動機をしっかり作り込み、面接でブレない回答ができるように工夫していました。
応募者の「人柄・意欲」の確認
企業の採用担当者は、「仕事に対する考え方」を聞くことで応募者の人柄や意欲を確認しています。
仕事に対する考え方には、そのまま応募者の人柄や仕事に対する意欲が表れます。採用担当者は人柄が良く意欲的な人材を求めています。
人柄が良く、意欲的な人材ほど企業に定着しやすいため、企業にとっても採用メリットが高いからです。
私も常に企業の採用担当者になったつもりで、自分の採用メリットを考えながら面接対策を行っていました。
企業との「マッチ度」の確認
企業の採用担当者は、「仕事に対する考え方」を聞くことで応募者と企業とのマッチ度を確認しています。
企業の採用担当者は、質問を通して分かったあなたの価値観から自社の価値観や文化と合っているかを判断しています。
早期退職者を防ぐためにも、企業はなるべく会社の価値観とマッチする人材を採用したいからです。
このため、私は企業研究を行って分かった企業の特徴に合わせて面接対策を行いました。
・「仕事に対する考え方」を聞く理由⇒志望動機との一貫性、応募者の人柄・意欲、企業とのマッチ度を確認するため。
「仕事に対する考え方」で避けるべきNG例文
次に、「仕事に対する考え方」を聞かれた際に避けるべきNG回答を解説します。
志望動機と「一貫性」がない
「仕事に対する考え方」を聞かれたときに、志望動機と一貫性がない回答は避けるべきです。
採用担当者は、面接での回答内容が履歴書や面接冒頭の志望動機と一貫しているかを注視しています。
一貫性がないと見なされるだけで、採用担当者の信頼を失い、不採用につながります。
まずは、採用担当者が納得する一貫性ある志望動機を作成することから始めてください。
「人柄・意欲」が伝わらない
「仕事に対する考え方」を聞かれたときに、応募者の人柄や意欲が伝わらない回答は避けましょう。
例えば、前職の職場環境に対する不満点を話したり、直接仕事に関わらないような回答では仕事に対する価値観を疑われてしまいます。
前職の経験をもとに具体的なエピソードを交えながら、人柄や仕事への意欲をしっかりとアピールしてください。
企業価値と「マッチ」しない
「仕事に対する考え方」を聞かれたときに、企業の価値観とマッチしない回答は避けるべきです。
仕事に対してどんな素晴らしい考え方を持っていたとしても、応募する企業の価値観や文化に合っていなければ意味がありません。
例えば、顧客第一主義を掲げる企業に対して、自分のスキルを高めることが仕事に対する考え方だと話してもマッチしません。
企業研究を行い、企業の特徴に合わせた回答を心がけてください。
・「仕事に対する考え方」のNG例文⇒志望動機と一貫性がない、人柄・意欲が伝わらない、企業価値とマッチしない回答。
「仕事に対する考え方」は志望動機を中心に答える
「仕事に対する考え方」を聞かれたときは、自分の強みを反映した志望動機を中心に答えることが採用につながります。
志望動機を中心に質問に答えることで、NG回答を避けつつ採用担当者が納得する一貫性のある回答になります。
私もこの方法で面接対策を行い、複数の企業から内定を獲得してきました。
次に紹介する志望動機の作り方を参考にしてください。
・「仕事に対する考え方」⇒自分の強みを反映した「志望動機」を中心に答える。
「仕事に対する考え方」志望動機の作り方(※重要)
「仕事に対する考え方」に回答するため、ベースとなる志望動機の作り方を紹介します。
志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが「強み」の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと
8割以上の採用担当者は「自分の強みを理解している」志望動機を求めることが企業アンケート調査で分かりました。
つまり「強み」が反映されないと採用されない志望動機を書き続けることになります。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない
半数以上の採用担当者は『自己分析をしていない応募者』は採用しないと追加調査で判明しました。また、9割の面接官は応募者が「自己分析済」か見抜けます。
『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
最強の志望動機をつくる2つの方法
いちど『自己分析』で分かった強みを反映するだけで面接で何を突っ込まれても『絶対に』ブレない志望動機になります。そもそも、強みをもとに書くからです。
私は自己分析の結果で志望動機をつくり、倍率1000倍の企業にも転職できました。以下に、これを試せる2つの方法を紹介します↓↓どちらか選んで書いてみて下さい。
私が実際に無料自己分析ツールで志望動機を書いた方法です。スマホで簡単につくれます↓↓
AIに自己分析結果を学習させて志望動機を書く方法です。転職理由もAIが考えてくれます↓↓
私は保険会社の営業職で、チームメンバーと協力して目標を達成してきました。しかし、前職では既存顧客への保険商品提案が主で、チームワークを発揮する機会が少なかったため、転職を決意しました。貴社は挑戦的なベンチャー企業であり、新規市場への進出やプロジェクト全体の一体感が魅力です。私はチームワークを活かし、新たな事業展開に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
AIが書いた志望動機例文です。文字数指定で『履歴書用』も書けるので、利用した方に大変好評です。
「仕事に対する考え方」の志望動機と回答例文3選
志望動機の作り方で書いた志望動機と「仕事に対する考え方」の回答例文3選を紹介します。
面接で回答する際は、以下のポイントに注意してください。
志望動機と回答例文①(※仕事に対する考え方)
【自己分析で分かった強み:共感性】
私は不動産会社で営業職を務めています。顧客のニーズや課題に深く共感する営業に努め、信頼をもとに営業成果を上げてまいりました。この経験から、より多様な商品を扱い、幅広い提案が可能な環境で営業スキルを伸ばしたいと考え、転職を決意しました。
貴社が新薬発売直後の営業活動に注力し、医療従事者との信頼関係構築を重視している点に強く惹かれました。
私は現職で培った顧客理解力と信頼構築のスキルを活かし、医療従事者の具体的なニーズに対応することで製品の価値を効果的に伝え、成約率を向上させることで貴社の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※不動産会社営業職から製薬会社営業職(MR)への転職
「仕事に対する考え方」を教えてください。
はい。自身の共感性を活かすことが仕事だと考えています。現職では、ライフステージの変化によって住み替えをされるお客様が多く、私は単に広い物件を提案するだけではなく、子育てに適した環境や将来のライフプランまで考慮した物件選びを提案してきました。お客様にどれだけ共感し、求めている真のニーズを理解することが私の仕事だと再認識しました。御社の医療従事者との関係構築でも、彼らの日々の課題や患者さんへの思いに真摯に向き合うことで信頼される営業担当者となり、成約率の向上に尽力したいです。
志望動機と回答例文②(※仕事に対する考え方)
【自己分析で分かった強み:人当たり】
私は紳士服専門店で販売を担当しました。人当たりの良い接客を通じてお客様に合った提案を行い、リピート購入率の向上によって店舗売上に大きく貢献してきました。今後はこの接客スキルを発展させ、接遇の専門性を高め、顧客満足度をさらに向上させる環境でキャリアアップしたいと思い、転職を決意しました。
貴社のホテルが観光案内サービスや接遇研修に力を入れ、一流のホスピタリティを追求している点に大きな魅力を感じました。
前職で培った販売経験を生かし、丁寧で心温まる接遇を実践することで、お客様にとって忘れられない滞在体験を創出し、ホテルのリピート利用率を高めることで貴社の発展に貢献したいと考えて応募しました。
※紳士服専門店販売職からホテリエへの転職
「仕事に対する考え方」を教えてください。
はい。どんな状況でも人当たりの良い接客で信頼関係を築くことが仕事だと考えています。前職でのクレーム対応では、単に謝罪するだけではなく、お客様の話をじっくりと聞くことに努めました。このクレーム対応がきっかけとなり、私の接客を気に入っていただいたお客様がその後何度も当店を利用してくださいました。接客を通じてお客様とより深い関係を築けることを実感した経験です。貴社のホテルで働く際も、高いレベルの接遇スキルを追求し、お客様の信頼を得てリピート利用率を高める一助となりたいと考えています。
志望動機と回答例文③(※仕事に対する考え方)
【自己分析で分かった強み:サポート力】
私は自動車ディーラーで営業事務を担当しています。営業スタッフのスケジュール管理や顧客からの問い合わせ対応などを通じて、職員が業務をスムーズに進められるようサポートし、顧客サービスの質向上に貢献してきました。しかし、現職では顧客と直接接する機会が少ないため、より対面での顧客対応の機会が多い環境で事務能力を高めたいと考え、転職を決意しました。
貴院が新しい予約管理システムや電子レセプトを導入し、医療事務の効率化と患者サービスの満足度向上を図っている点に大きな魅力を感じました。
私は現職での事務経験を活かし、患者様のスムーズな診療はもちろん、医療スタッフを支えることでクリニック全体の業務効率と患者満足度の向上を図り、貴院の発展に貢献したいと考えて志望しました。
※自動車ディーラー営業事務職からクリニック医療事務職への転職
「仕事に対する考え方」を教えてください。
はい。私は他の職員をサポートすることが仕事だと考えています。現職での新車販売キャンペーンでは、緊急の顧客対応やスケジュール調整に迅速に対応し、それによって営業スタッフの販売業務を支え、目標を大きく上回る成果を収めることができました。バックオフィスの役割でもチームの成果に大きく貢献できると実感しました。貴院での業務では、来院される患者様の不安を解消し、医療スタッフがより良い環境で働けるようサポートすることで、クリニックの信頼度向上に努めたいと考えています。
「仕事に対する考え方」について私の転職活動体験談
私も転職活動中の面接で「仕事に対する考え方」や「仕事観」を何度か聞かれた経験があります。割と面接の終盤で聞かれることが多かったですね。
職歴が長いわけではないため、控えめな回答をすることが多く、その結果、面接官の注意を引くことが難しかったと記憶しています。
本記事で解説した通り、この質問に対する採用担当者の目的は、応募者の人柄や意欲を理解することです。企業によっては数十人と面接を行うため、いかに印象を残せるかが重要です。
志望動機で強みをしっかりとアピールしておけば、面接ではそれに応じて回答するだけで、一貫性を持たせつつ、応募者の特徴を印象付けることができます。
たとえ職歴が短くても、またはどんなに些細な経験でもかまいません。応募者の強みが光るような経験を述べることが肝心です。
まずは強みを反映した志望動機をしっかりと固め、面接に臨んでください。
転職成功テクニック
「仕事に対する考え方」の面接対策ができた方に、ホワイト企業の内定獲得率を高める転職成功テクニックを紹介します。
私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
若手向けの「中規模転職サイト」を利用
実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。
大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、ホワイト求人の多い「若手向け」中規模転職サイトを紹介します↓↓
「人柄」特化の転職エージェントを利用
残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。
しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
忖度なしの「転職相談サービス」を利用
私は転職活動の悩みをアドバイザーに相談して解決してきました。しかし、有料サービスや転職エージェントに抵抗がある方も多いでしょう。
そんな方に、無料で忖度のない転職相談が受けられるサービスをご紹介します↓↓
まとめ
以上、「仕事に対する考え方」に関する転職面接での回答例文3選を解説し、志望動機の作成法も紹介しました。
・独自アンケート調査によれば「仕事に対する考え方」に答えられる応募者の印象について、採用担当者の81%が「良い印象」と回答した。
・「仕事に対する考え方」を面接官が聞く理由は、志望動機との一貫性、応募者の人柄・意欲、企業とのマッチ度を確認するため。
・「仕事に対する考え方」で避けるべきNG回答は、志望動機と一貫性がない、人柄・意欲が伝わらない、企業価値とマッチしない回答。
・「仕事に対する考え方」は自分の強みを反映した「志望動機」を中心に答える。
・「仕事に対する考え方」に回答するため、まずは自己分析で分かった強みを反映した志望動機を作成する。
・「仕事に対する考え方」は、強みをもとにした仕事に対する考え方、前職で強みを活かしたエピソード、応募先でも強みを活かしたいこと、の順に述べることがポイント。
・転職成功テクニックを活用し、内定獲得率アップを目指してください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。