
転職の志望動機に「貢献したい」と書くのはNG?

自分の『強み』を反映した志望動機であれば、書いても問題ありません。
転職活動で志望動機に「貢献したい」と書くべきかどうか悩んでいませんか?私もかつて、志望動機の言い回しに迷いました。
「貢献」という言葉は一見前向きですが、どうやって貢献するのかという再現性が伝わらなければ、企業は納得しません。
私は自分の『強み』を反映した志望動機で「どのように貢献できるか」を伝えることで、実際に複数社から内定を勝ち取りました。

がっくん
中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職した経験から、転職成功ノウハウを発信しています。
この記事では、志望動機に「貢献したい」と書いたときの企業側の受け止め方や、『強み』を反映した志望動機のつくり方を紹介します。
「貢献したい」と書かれた志望動機のメリット

まず、「貢献したい」と書かれた志望動機のメリットについて解説します。
・社会人的な「常識力」が伝わる
・謙虚で誠実な「人柄」が伝わる
・役割を果たす「意欲」が伝わる
社会人的な「常識力」が伝わる
まず、「貢献したい」と書かれた志望動機のメリットとして、社会人的な常識力が伝わることが挙げられます。
中途採用では、志望動機や職務経歴書における言葉選びからも、応募者の常識力や社会性が見られています。
そのため、「貢献したい」という言葉を使うことで、最低限の常識やマナーがある人材であることを示すことができます。

私も経験の浅い20代で転職をした際、社会的な常識力をきちんと伝えることがポイントだと感じていました。
謙虚で誠実な「人柄」が伝わる
また、「貢献したい」と書かれた志望動機のメリットとして、謙虚で誠実な人柄が伝わることも考えられます。
「貢献したい」という言葉だけでも、自分本位ではなく会社を思いやる、謙虚で誠実な姿勢を表すことができるからです。
人柄を見抜くのが難しい書類選考や面接において、「貢献」という言葉ひとつで印象が大きく左右されることもあります。

私も、企業が志望動機を見るとき、実績や経験以上に「この人と一緒に働きたいか」を大切にしていると感じました。
役割を果たす「意欲」が伝わる
「貢献したい」と書かれた志望動機のメリットとして、役割を果たす意欲が伝わることも挙げられます。
企業が採用で重視しているのは、社員個人の能力や成長だけでなく、職場全体が活性化されていくことです。
そのため、会社組織の中で自分の役割をどう果たすかを考えている人材は、歓迎されやすくなります。

私も、自ら役割を見つけて動こうとする意欲を伝えることで、受け身ではない人材だという印象を与えました。
・「貢献したい」と書かれた志望動機のメリット:社会人的な常識力、謙虚で誠実な人柄、役割を果たす意欲が伝わるなど。
「貢献したい」から企業が読み取っていること

企業は「貢献したい」と書かれた志望動機から、その「貢献」が再現性のあるものかどうかを読み取っています。
常識力や人柄、意欲は伝わるものの、入社後に実際に活躍できる人材でなければ、採用メリットがないと考えているからです。
そのため、入社後の働き方までイメージできるような志望動機でなければ、選考を通過するのは難しいと言えます。

私も、「貢献したい」と志望動機に書くときは、どのように貢献するのかをできるだけ具体的に示すように心がけました。
・「貢献したい」から企業が読み取ること:入社後に活躍できる再現性。
「貢献したい」は強みを反映した志望動機に書く

「貢献したい」という言葉は、自分の『強み』を反映した志望動機に書くことで、入社後の活躍イメージを印象付けることができます。
すなわち「自分の○○という強みを活かして、御社の○○に貢献したい」と伝えれば、再現性のある志望動機になるわけです。
「貢献したい」という言葉は誰もが使うからこそ、自分の『強み』と結びつけることで企業にとっても納得できる志望動機になります。

私もあらかじめ自分の強みを反映した志望動機を書いておくことで、「貢献」という言葉に説得力を持たせました。
・「貢献したい」⇒自分の『強み』を反映した志望動機に書く。
「貢献したい」と書くための志望動機のつくり方(※重要)

「貢献したい」と書くために、自分の強みを反映した志望動機のつくり方について解説します。

志望動機には、面接官に刺さる「型」が存在します。しかし、採用されるために必要不可欠なことが自分の『強み』の理解です。
採用したい志望動機は「自分の強みを理解している」こと

8割以上の採用担当者が「自分の強みを理解している志望動機」を求めることが企業調査の結果で分かりました。

つまり『強み』が反映されないと、採用される志望動機にはなりません。
半数以上の採用担当は自己分析しない応募者を採用しない

半数以上の採用担当者は「自己分析をしていない応募者は採用しない」と追加調査で分かりました。また、9割が「自己分析済」か見抜けます。

『自己分析』をしないと半数が即不採用になるわけです。自己分析ナシでは強みが理解できないからです。
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「貢献したい」を含めて書いた志望動機例文3選

志望動機をつくる2つの方法をもとに、「貢献したい」という言葉を含めた志望動機の例文3選を解説します。

以下のポイントに注意しながら、一度志望動機を作成してみてください。
【1】前職で「強み」を活かして貢献した経験を示す。
【2】「強み」が活かせるような企業の特徴を挙げる。
【3】「強み」を活かして企業に貢献したいと述べる。
志望動機の例文①(※貢献したいを含む)

自己分析で分かった強み:協調性
私は〇〇不動産で賃貸営業を担当しております。他部署や外部業者と協力しながら、お客様のご要望に応える物件提案を行い、契約を達成してまいりました。しかし現職では業務が分業化されており、より一体感を持って働ける環境の中で営業力をさらに高めたいと考えるようになり、転職を決意いたしました。
貴社は、お客様との打ち合わせから施工現場との連携まで一貫して関わる営業体制を築かれており、社員が一丸となって家をつくるという意識に強く惹かれました。
営業として成果を出すだけでなく、お客様との信頼関係を築き、社内の方々と丁寧に連携を重ねながら、長く信頼される営業担当として貴社に貢献したいと考えて志望いたしました。
※不動産会社賃貸仲介営業職から工務店営業職への転職
志望動機の例文②(※貢献したいを含む)

自己分析で分かった強み:気配り
私は〇〇レンタカーでサービススタッフを務めておりました。お客様の言葉にされないご不安や希望に細かく気を配りつつ最適な車両プランを提案し、リピート利用率の向上に尽力してまいりました。車両プランの提案にとどまることなく、お客様と長く関わる車両の販売に挑戦したいと考えるようになり、転職を決意しました。
貴社が単に車両販売だけでなく、購入後の顧客満足にも責任を持つアフターサービスを重視されている点に強く共感しました。
お客様の状況を細かく汲み取ることでアフターサービスの質を高め、車両販売台数の向上を実現することで、貴社の更なる発展に貢献したいと考えて志望いたしました。
※レンタカー会社サービススタッフから自動車販売店販売職への転職
志望動機の例文③(※貢献したいを含む)

自己分析で分かった強み:サポート力
私は〇〇信用金庫で営業事務を務めております。融資関連の後方事務や営業支援、窓口業務のフォローなど、幅広いサポート業務に携わってまいりました。しかし、バックオフィス業務中心の現職から、今後はもっと対人関係の中で信頼を築きながら、組織全体を支えるような働き方がしたいと考え、転職を決意しました。
貴学では、単なる事務作業にとどまらず、学生支援や教職員とのやり取りなどを通じて、学生の学びを支える重要な役割を担える点に魅力を感じました。
現職で培った事務経験を活かし、学生が安心して学び、教職員が業務に集中できる体制を下支えすることで、貴学の学校運営に貢献したいと考えて志望いたしました。
※信用金庫後方事務職から大学事務への転職
「貢献したい」と志望動機に書いた私の体験談

私も転職活動の中で、履歴書の志望動機欄や職務経歴書の自己PR欄に「貢献したい」と何度も記載してきました。
「貢献」という言葉は就活中の学生も使うため、転職においては避けたほうがよいのではないかと悩んだ時期もありました。
実際、「貢献したい」という表現ではなく、「一翼を担いたい」や「寄与したい」などと言い換えたこともあります。
ある企業を受けた際には、「貢献したい」という言葉を一切使いませんでしたが、特に問題なく選考を通過しました。
その経験から、企業の採用担当は志望動機の中の言葉づかいを一つ一つ細かく精査しているわけではないのだと感じました。
それよりも、「貢献」という言葉に説得力を持たせる、再現性や具体性のある志望動機を書くほうが、はるかに効果的です。
まずは、自分の強みと「どう貢献したいか」「なぜ貢献できるのか」を結びつけて深掘りすることが大切です。

この記事を参考に、自己分析によって見つけた自分の『強み』を反映した志望動機の例文を、ぜひ作成してみてください。
転職成功テクニック

「貢献したい」と書かれた志望動機の例文に加え、ホワイト企業の内定につながる転職成功テクニックを紹介します。

私が倍率1000倍の転職成功時にも使ったテクニックです↓↓
【1】「書類作成代行あり」の転職エージェントを利用
【2】「人柄」に特化している転職エージェントを利用
【3】若手の求職者向けの「中規模転職サイト」を利用
【1】「書類作成代行あり」の転職エージェントを利用

どうしても自分で志望動機や職務経歴書が書けない…という方も多いはずです。

そこで、業界初の完全無料で転職支援(書類作成代行あり)を丸ごとお任せできる転職エージェントを紹介します↓↓
【2】「人柄」に特化している転職エージェントを利用

残念ながら、自分の「人柄の良さ」を伝えきれずに不採用になる方がとても多いです。

しかし、「人柄」のアピールに特化した転職エージェントを利用すれば、圧倒的にホワイト企業に採用されやすくなります↓↓
【3】若手の転職者向けの「中規模転職サイト」を利用

実は、私も含め転職成功者の32%は大手以外の転職サイトも利用して初めて内定しています。

大手サイトだけでは掘り出し求人を見逃すからです。そこで、若手向けの「中規模転職サイト」を紹介します↓↓
まとめ

以上、志望動機に「貢献したい」と書いたときの企業側の受け止め方と『強み』を反映した志望動機のつくり方について解説しました。
・「貢献したい」と書かれた志望動機には、社会人的な常識力や謙虚で誠実な人柄、役割を果たそうとする意欲が伝わるというメリットがある。
・「貢献したい」という言葉から、企業は入社後に活躍できる再現性を読み取っている。
・「貢献したい」という言葉は、自分の強みを反映した志望動機に書く。
・「貢献したい」ことを書くため、自己分析ツールで分かった自分の強みを反映した志望動機をつくる。
・「貢献したい」ことを志望動機に書くときは、前職で強みを活かして貢献した経験、強みが活かせる企業の特徴、強みを活かして企業に貢献したいと述べることがポイント。
・転職成功テクニックを使うことで、ホワイト企業の内定を得やすくなります。

みなさんの転職成功を心から祈っております。