「AIで作成した志望動機」は採用担当者にバレる？
本当にバレるのか、採用担当者に直接聞いて徹底検証しました。
現在、転職活動において、ChatGPTやGemini、CatchyなどのAIツールを使って志望動機を作成する人が増えています。
確かに、AIに「あなたの強み」や「企業の特徴」を指示することで、短時間で完成度の高い志望動機を作成できます。
しかし、AIが作った志望動機は企業の採用担当者に「これはAIっぽい文章だ」とバレる可能性があるのでしょうか？
中堅企業の平社員から就職倍率１０００倍（２０２４名エントリー採用２名）の超ホワイト企業への転職に成功したがっくんです。転職成功に役立つノウハウを日々発信しています。
この記事では、ChatGPT、Gemini、Catchyを使って作成した志望動機を実際の採用担当者に見せ、「AIで作成した志望動機はバレるのか？」を徹底検証します。
AIで作成した志望動機はバレるのか？
現在の文章生成AIの精度は極めて高いため、AIで作成した志望動機がバレることはほとんどないと言えます。
特に、あなたの強みや企業の特徴を具体的に指示することで、バレにくく、オリジナリティのある志望動機を作成できるからです。
当サイトでは、ChatGPTを使って企業の採用担当者にバレない志望動機を作成する方法を詳しく解説しています。
ぜひ、下記のリンクから志望動機を作成してみてください。
志望動機の作成に使える人気AIツール
AIで作成した志望動機はバレるのか？を検証するため、この記事では志望動機作成で人気のあるChatGPT、Gemini、Catchyの3つのツールを使用します。
①ChatGPT
②Gemini
③Catchy
それぞれのAIツールの特徴について簡単に紹介します。
①ChatGPT（チャットジーピーティー）
ChatGPT（https://chat.openai.com/）は、言わずと知れた文章生成AIの先駆けとなった存在です。アメリカの人工知能研究企業OpenAIによって開発されました。
流暢な文章を作成するのが得意で、採用担当者が読みやすい、洗練された志望動機を作成するのに向いています。
また、インターネット上の膨大なデータを学習しているため、多様な業界や職種の情報を取り入れた志望動機を作成できます。
②Gemini（ジェミニ）
Gemini（https://gemini.google.com/）は、Googleによって開発され、2023年にリリースされました。ChatGPTのライバルのようなAIです。
ChatGPTと比較して論理的な文章構成が得意なため、業界に特化したり、専門性の高い志望動機を作成できます。
しかし、文章が堅苦しい印象になりやすいため、AIが作成したと気づかれやすい弱点もあります。
③Catchy（キャッチー）
Catchy（https://www.catchy.ai/）は、日本企業である株式会社デジタルレシピが開発したAIです。
名前の通り、目を引くキャッチーな文章生成が得意で、日本語特有の言葉遣いを活かした志望動機の作成に向いています。
しかし、基本的に短く端的な文章を作成するため、長い志望動機では説得力に欠けることがあります。
AIを使って作成した志望動機の例紹介
「AIで作成した志望動機はバレるのか？」を検証するため、ChatGPT、Gemini、Catchyを使用して作成した志望動機を紹介します。
今回は、それぞれのAIに以下の条件をもとに志望動機を作成させました。
【あなたの前職】生命保険会社営業職
【あなたの強み】チームワーク
【企業の特徴】ベンチャー企業で挑戦的な社風のペット保険営業職
①ChatGPT（チャットジーピーティー）
ChatGPTの志望動機（転職）の作り方において解説している方法で作成しました。
具体的な仕事内容が盛り込まれており、流暢で読みやすい志望動機です。
②Gemini（ジェミニ）
やや表現が硬い印象もありますが、論理的で簡潔にまとまっています。
③Catchy（キャッチー）
簡潔でわかりやすい一方で、転職理由がやや弱い印象を受けます。
AIの志望動機を採用担当者に見せた結果
今回ChatGPT、Gemini、Catchyで作成した志望動機についてAIに見えるかどうか？を一般企業の採用担当者64名にアンケートを行い検証しました。
| ツール | AIに見えない | AIに見える |
| ChatGPT | 57名（約89％） | 7名（約11％） |
| Gemini | 54名（約84％） | 10名（約16％） |
| Catchy | 41名（約64％） | 23名（約36％） |
ChatGPTとGeminiの結果はほぼ同程度で、Catchyはこの2つと比較してAIだとバレるリスクが高いことが分かりました。
Catchyは簡潔である反面、具体性に欠けて伝わりにくいため、「人が書いたものではない」と採用担当者にバレやすいと考えられます。
一方、ChatGPTやGeminiは比較的自然な文章が生成できるため、採用担当者にも受け入れられやすい傾向が見られます。
そのため、AIで自然かつ説得力のある志望動機を作成したいなら、ChatGPTやGeminiが向いていると言えるでしょう。
AIの志望動機だとバレる理由を追加検証
また、企業の採用担当者にAIによる志望動機だとバレる理由についても追加で検証を行いましたので、ご紹介します。
| AIだとバレる理由 | 採用担当者の回答（64名中） |
| 誤字脱字、文法がおかしい | 4名（約6％） |
| 言い回しが固く回りくどい | 6名（約9％） |
| 個性が感じられない | 23名（約36％） |
| 業界や企業理解がない | 19名（約30％） |
| その他 | 12名（約19％） |
最も多かったのは「個性が感じられない」（約36％）、次いで「業界や企業理解がない」（約30％）という回答でした。
AIが作成する文章では一般的な言葉が使われがちで、応募者や企業の独自性が十分に反映されていないことが原因と考えられます。
そのほか、「言い回しが固く回りくどい」（約9％）、「誤字脱字や文法がおかしい」（約6％）といった指摘もありました。
AIの志望動機をそのまま使うのではなく、自分の経験や考えを少し加えるだけでも、大きく印象が変わるはずです。
AIだとバレた後の採用担当者の印象調査
さらに、企業の採用担当者に対し、AIだとバレた後の印象についても調査を行いました。予想に反して肯定的な意見も多く見られました。
| AIだとバレた後の印象 | 採用担当者の回答（64名中） |
| AIを使えることはむしろ好印象 | 6名（約9％） |
| 補助としての使用なら問題ない | 36名（約56％） |
| 熱意が伝わらずやや印象が悪い | 5名（約8％） |
| 手を抜いているため印象が悪い | 7名（約11％） |
| その他 | 10名（約16％） |
最も多かったのは、意外にも「補助としての使用なら問題ない」（約56％）です。また、「AIを使えることはむしろ好印象」という意見もありました。
AIだからと即座に否定するのではなく、採用担当者が「AIをどのように使っているか」という視点で応募者を見ていることが分かります。
限られた時間の中で効率的に応募書類を揃えたり、最新のツールを使いこなす柔軟さを評価する企業も多いのでしょう。
一方で、「手を抜いているため印象が悪い」といったネガティブな印象を抱く採用担当者も一定数いることは見逃せません。
AIでもバレない志望動機を作成する方法
今回の検証から、AIの志望動機はすぐにバレるわけではなく、仮にバレても必ずしも悪印象につながるわけではないと分かりました。
AIに頼りきるのではなく、個性や企業理解を加えることで、バレにくく、むしろ採用担当者を魅了する志望動機が書けます。
当サイトでは、自然で説得力のある志望動機をChatGPTを使って作る方法について詳しく解説しています。
ぜひ下記のリンクから、あなたの個性（強み）や志望企業の特徴を踏まえた志望動機を作ってみてください↓↓
まとめ
以上、ChatGPT、Gemini、Catchyを使って作成した志望動機を、実際の採用担当者に見せて「AIで作成した志望動機はバレるのか？」を徹底検証・解説いたしました。
・ChatGPT・Gemini・Catchyという、転職活動でよく使われている3つの人気AIツールを使って、志望動機を実際に作成・検証しました。
・作成した志望動機を採用担当者に見せた結果、CatchyはAIだとバレるリスクが高く、ChatGPTとGeminiの方が志望動機の作成により適していることが分かりました。
・AIの志望動機が「バレる」理由を追加で検証したところ、多くの採用担当者が「応募者の個性」や「企業理解」が感じられない点を指摘しました。
・AIだとバレた後の採用担当者の印象を調査した結果、「補助としての使用なら問題ない」という肯定的な意見が多く、AI自体を否定していないことが分かりました。
・AIでもバレない志望動機を作るために、当サイトで紹介している「個性（強み）」や「企業理解」を取り入れる作成方法を、ぜひお試しください。
みなさんの転職成功を心から祈っております。
