転職活動では自己PRの完成度が採用を左右します。しかし、単純にAI(ChatGPT)で自己PRを作ると企業にバレる恐れがあります。
そこで、無料自己分析ツールとSTAR法を活用し、ChatGPTで企業にバレる心配のない自己PRを作る方法を解説します。
自己PR作成に必要な情報は、【あなたの強み】と【あなたの前職】だけです。

就職倍率1,000倍を勝ち抜いた、私の自己PR作成法をもとにご紹介します。安心してご活用ください。
- ステップ①自己分析結果を用意する
まず【あなたの強み】を無料自己分析ツールで診断。
- ステップ②あなたの前職を用意する
次に【あなたの前職】における業種、職種等を用意。
- ステップ③STAR法の命令文を入力
【あなたの強み】と【あなたの前職】をSTAR法の命令文(プロンプト)に入力。

前職では生命保険会社での営業職として、主に地域の顧客に対して生命保険商品を提案し、顧客の保険ニーズに合ったサービスを提供していました。(中略)顧客との信頼関係を築くため、丁寧なコミュニケーションを重視し、不安や要望に対して迅速かつ的確に対応しました。こうした取り組みにより、顧客からの信頼を得ることができ、営業成績やリピート率の向上につながりました。また、全体の士気が高まり、チーム全体の生産性向上にも貢献しました。これまでの経験を活かし、顧客やチームにさらに良い結果をもたらし、貴社の発展に貢献したいと考えています。

少ない入力で高精度分析ができるミイダスの可能性診断(コンピテンシー診断)は最もおすすめです。20代なら、40秒で診断できるRe就活の適職診断テスト
が最適です。
評価 | ![]() | ![]() | ![]() |
運営 | ![]() | ![]() | ![]() |
ツール | 可能性診断 | 適職診断テスト | キャリア診断 |
対象 年代 | 全年代 | 20代 | 20代 |
特徴 | 行動特性に注目した 高精度自己分析ツール。 | 20代専門転職サイト。 高精度診断が40秒で 開始できる。 | 20代ハイクラス専門。 利用者急増中の AI自己分析ツール。 |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
時間 | 15分 | 3分 | 3分 |
公式 HP | https://miidas.jp/ | https://re-katsu.jp/ | https://assign-app.jp/ |
詳細 | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |

中堅企業で平社員だったがっくんです。就職倍率1000倍(2024名エントリー、採用2名)の超ホワイト企業に転職できた経験から、転職成功ノウハウを発信しています。ChatGPTを初期モデルから利用。
【ChatGPT】で自己PRを作るなら自己分析が必要


自己分析ができていない方は残念ですが採用を見送ります。

自己分析をしているかは面接で質問を重ねると分かります。
アンケート調査では、53.1%の採用担当者が自己分析をしない応募者は採用しないと回答しました。
企業は「強み」を理解していない応募者を採用しません。このため、自己PRには必ず自己分析で得た「強み」を含める必要があります。

ChatGPTで自己PRを作成する際は、自己分析で分かった「強み」を命令文(プロンプト)に入力するだけでOKです。
【ChatGPT】で自己PRを作るならSTAR法がカギ

転職では自己PRが採否を左右することも少なくありません。しかし、STAR法を使えば、採用担当者を惹きつける自己PRを簡単に作成できます。
・Situation(状況): あなたが関与した特定の状況や課題。
・Task(課題): 解決または達成すべき具体的な課題や目標。
・Action(行動):課題や目標に対してあなたが取った具体的な行動。
・Result(結果): 行動の結果として得られた具体的な成果や学び。
byChatGPT

ChatGPTに必要な情報(強みや前職など)を入力し、STAR法で書くように命令すれば、魅力的な自己PRを自動生成できます。
【ChatGPT】自己PRの作り方ステップ①自己分析結果を用意する

ChatGPTで自己PRを作成するステップ①として、まず【あなたの強み】を自己分析ツールで診断しましょう。

自己分析では有料の『ストレングスファインダー(診断料8,450円)』が有名ですが、同等の精度を持つ無料自己分析ツールが大手転職サイトにあるので紹介します。
①ミイダス・可能性診断(コンピテンシー診断)

可能性診断(コンピテンシー診断)は、大手転職サイト『ミイダス』の無料自己分析ツールです。30秒に1人が診断を受けています。
ミイダスが用意した一連の質問に答えるだけでOK。職務経歴書や履歴書、カウンセリングは一切不要です。

自己PRでアピールする「強み」をChatGPTに入力する際にもってこいの診断サービスです。
・ヴァイタリティ
・人当たり
・チームワーク
・創造的思考力
・問題解決力
・状況適応力
・プレッシャーへの耐力
・オーガナイズ能力
・統率力
②Re就活・適職診断テスト

適職診断テストは、20代専門の転職サイト『Re就活』の無料自己分析ツールです。登録者数が200万人を突破しました。
入力項目は氏名、メールアドレス、パスワードのみで、40秒で診断を開始できます。

ChatGPTで自己PRを作成したい20代におすすめの診断ツールです。
・正義感
・責任感
・几帳面
・コミュニケーション能力
・チームワーク
・気配り
・リーダーシップ
・行動力
・決断力
・オリジナリティ
・創造性
・感性
・知的好奇心
・考察力
・計画性
・協調性
・素直
・サポート力
・チャレンジ精神
・フットワーク
・自発性
・バイタリティ
・統率力
・達成力
・仲裁力
・傾聴力
・バランス感覚
③ASSIGN(旧VIEW)・キャリア診断

キャリア診断は転職サイト『ASSIGN(旧VIEW)』の無料AI自己分析ツールです。たった3分の診断で職務経歴の入力も不要です。
若手ハイクラス向けのサービスですが、すでに32万人以上が診断を受け、利用者急増中です。

ChatGPT×最新のAIキャリア診断で、自己PR作成を強力にバックアップしてくれます。
・独立性
・活発性
・学習欲
・仕事重視
・有形思考
・共感性
・論理思考
・多趣味度
【ChatGPT】自己PRの作り方ステップ②あなたの前職を用意する

ChatGPTで自己PRを作成するステップ②は、【あなたの前職】を準備することです。以下のようにシンプルな形でかまいません。
・生命保険会社営業職
・紳士服専門店販売職
・クリニック医療事務職
より魅力的な自己PRをチャットgptに作成させるなら、具体的な業界・職種や仕事内容まで入力することをおすすめします。

チャットgptに与える情報が具体的であるほど、生成される自己PRも具体的になります。
※具体的な業界・職種や仕事内容を書く場合
・生命保険会社営業職⇒〇〇生命で個人営業を担当し、特に自営業者を対象にがん保険の提案・販売を行った。顧客満足度を高めるプランを設計し、年間で200件以上の新規契約を獲得した。
【ChatGPT】自己PRの作り方ステップ③STAR法の命令文を入力

ステップ③では、いよいよChatGPTに【あなたの強み】と【あなたの前職】を入力してSTAR法で自己PRを作成します。
ChatGPT公式サイト:https://chatgpt.com

今回は、無料自己分析ツールで診断した【あなたの強み】と【あなたの前職】について、下記のように入力します。
・チームワーク(※無料自己分析ツールの診断結果)
・生命保険会社営業職
STAR法の命令文(プロンプト)

次に、ChatGPTに入力するSTAR法の命令文(プロンプト)をご紹介します。

右上ボタンからコピーし、(ココに入力)に【あなたの強み】と【あなたの前職】を加えてChatGPTに入力してください。
あなたは百戦錬磨のキャリアアドバイザーです。 ### [前職](ココに入力) [強み](ココに入力) ### 指示# [前職]で[強み]を活かした自己PRをSTAR法で作成してください。 ### 日本企業として[前職]で考えられる具体的な業務内容を考えてください。 ### 外来語(カタカナ)の使用は避け、自然な日本語を心がけてください。

[前職]が生命保険会社営業職、[強み]をチームワークとしてChatGPTが作成した自己PRが下記です。

【Situation(状況)】
前職では生命保険会社での営業職として、主に地域の顧客に対して生命保険商品を提案し、顧客の保険ニーズに合ったサービスを提供していました。
【Task(課題)】
チームワークを活かし、同僚と連携しながら、地域内の様々な顧客に対して保険商品の提案や契約を行うことが求められていました。
【Action(行動)】
これを実現するため、定期的にミーティングを開き、顧客ニーズや市場動向を共有しました。また、面談や契約の際には、それぞれの得意分野を活かして役割分担を行い、顧客により効果的な提案を行うよう心がけました。さらに、顧客との信頼関係を築くため、丁寧なコミュニケーションを重視し、不安や要望に対して迅速かつ的確に対応しました。
【Result(結果)】
こうした取り組みにより、顧客からの信頼を得ることができ、営業成績やリピート率の向上につながりました。また、全体の士気が高まり、チーム全体の生産性向上にも貢献しました。これまでの経験を活かし、顧客やチームにさらに良い結果をもたらし、貴社の発展に貢献したいと考えています。
【ChatGPT】で自己PRを作成したらバレるのか?

ChatGPTで作成した自己PRをそのまま使用すると、企業の採用担当者にAIで作成されたとバレる可能性があります。
そのため、ChatGPTで生成した自己PRを使用する場合は、自分が普段使う言葉に置き換えることをおすすめします。

以下の命令文(プロンプト)をChatGPTに入力し、自分らしい自己PRに仕上げてください。
あなたは校正のエキスパートです。
[例文]の言い回し、文章構成を参考に [自己PR]を書き直してください。
###
[例文](あなたが書いた文章※内容は何でも良い)
###
[自己PR](ChatGPTが作成した自己PR)
【ChatGPT】で自己PRを作成するときの注意点

最後にChatGPTで自己PRを作成する際に注意したいポイントを解説します。
【1】最新情報か確認する(チャットgptで自己PR作成の注意点①)
ChatGPTはインターネット上のデータを学習して回答を生成しますが、提供される情報が常に正確で最新とは限りません。
なかには古い情報が混ざっていることがあり、ChatGPT自身もそのことを理解していないケースは良くあります。

このため、自己PRを作成するときはChatGPTの回答だけに頼らず、応募企業の公式HPや関連する業界ニュースなどでファクトチェックをしておきましょう。
【2】個人情報を入力しない(チャットgptで自己PR作成の注意点②)
ChatGPTを開発したOpenAIはプライバシー保護とセキュリティの向上に取り組んでいますが、完全ではありません。
OpenAIの利用規約では、ユーザーが入力した情報が学習データとして使用される可能性があると明記されています。

そのため自己PRを作成するときは、勤務先の企業秘密や氏名、住所、電話番号といった個人情報は入力しないよう気をつけてください。
We may use Content from Services other than our API (“Non-API Content”) to help develop and improve our Services.
(当社は、当社のAPI以外のサービスからのコンテンツ(以下「API以外のコンテンツ」)を、当社のサービスの開発および改善に役立てるために使用することがあります。)
出典:チャットGPT利用規約(https://openai.com/policies/terms-of-use)

ChatGPTを使った自己PR作りで、転職活動を有利に進めましょう。